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2020年12月02日の日経概況

2020年12月02日の東京株式市場は小幅に続伸しました。
終値は前営業日比13円44銭(0.05%)高の2万6800円98銭でした。
米国市場が小幅でありながら続伸、日本市場もコロナワクチン開発への
期待を背景に買いが先行してスタートしました。
3桁の上昇幅を記録すると27,000円台が意識され
上昇のフェーズが鈍化、幅を縮小しながら引けましたが、
先高期待感は続いていいます。
本日も最後までしっかりお読み下さい。

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【米国市場の動向】

米国市場は反発しました。
ダウ工業株30種平均は反発して、
前営業日比185ドル28セント(0.6%)高の2万9823ドル92セント、
ナスダック総合株価指数も反発して
前営業日比156.369ポイント(1.3%)高の1万2355.106で取引を終えました。

ナスダック総合株価指数は過去最高値を更新しました。
ワクチン開発に関する前向きな発言が続き、
21年春以降はワクチン普及、景気回復と
段階を踏んでいくことが想定され、
投資家心理が強気に傾きました。

追加経済対策の落とし所がなかなか見えない状況は
400ドル超の上昇幅を縮小させる要因となりました。

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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場が買われて続伸したことを受け、
買いが先行してスタートしました。
ワクチン開発への期待が進み、

寄り付きと共に3桁の上昇幅まで進みましたが、
29年ぶりに27,000円を突破する
直前まで進んだところで足踏み、
上昇幅を縮小させながら引けました。

ゴム製品、非鉄金属、海運業などの
素材・景気敏感業種が上昇率上位、
水産・農林業も割安感から物色が入りました。

日経の日足は下ヒゲを持つ陰線を形成しました。
前日の安値と高値を切り上げて、
形としては上昇ですが、

上昇の勢いは弱まった様子伺えます。
MACDではMACDとSIGNALが接近、
高値圏で持ち合っていることを示し、
あと数日でデットクロスが出現する可能性があります。

一方、ボリンジャーバンド、移動平均線は
すべて上向きのパーフェクトオーダーが
進行中なので、まだ悲観的になる要素はないでしょう。

商いは活況で3兆円を上回りました。
東証1部の売買代金は概算で3兆726億円、
売買高は14億2881万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1158、
値下がりは934銘柄、変わらずは85銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

本日の高値は26,889.90、
26,900円を睨んでいたような止まり方で、
27,000円に接近するに伴い
警戒心が強くなっています。

ただし、短期的な急上昇に対する
あくまでも「短期的な」警戒心なので、
大きく市場が崩れることは考えにくい、
この見方には変更がありません。

マザーズの上昇が+0.20%、
日経は0.05%に対して大型が+0.39%と
主力銘柄に買いが回り始めました。

資金の循環が継続、
マザーズを経て、今度は主力株、
特に東日本JR<9020>:+2.90%、
西日本JR<9021>:+2.52%など陸運系が
面白くなってきたので、
注目してみるのもよいでしょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
26,787.54 +353.92(1.34%)
ドル・円
104.30 – 104.32 +0.28(0.26%)
ユーロ・円
124.83 – 124.85 +0.28(0.22%)
ユーロ・ドル
1.1967 – 1.1969 -0.0006(-0.05%)
NYダウ工業株30種(ドル)
29,638.64 -271.73(-0.90%)
S&P500種
3,621.63 -16.72(-0.45%)
ナスダック
12,198.737 -7.109(-0.05%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
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