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2020年12月28日の日経概況

2020年12月28日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比197円42銭(0.74%)高の2万6854円03銭でした。
成立が遅れることで、年末までの懸念材料になっていた
追加経済対策にトランプ氏が署名したと報道されると
投資家心理が強気に傾き、9日ぶりに
29年ぶりの高値を更新して取引を終えました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。

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【米国市場の動向】

米国市場は休場でした。

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【日本市場の動向】

日本市場は午前中にトランプ氏が追加対策法案に署名したと
報道されたことを好感して投資家心理が緩和、
114円42銭(0.43%)高の2万6771円03銭で終えました。

もっとも新型コロナウイルス変異種が日本を含めて
世界各地から確認されるなど、
感染拡大を背景に上値は重く推移しましたが、
売りを誘うような新材料にはならず、
本日の高値付近で取引を終えました。

その他金融業、電気・ガス、電気機器業種が買われ、
SUMCO、東京エレクトロン、アドバンテストなど
半導体関連が買われました。

一方、空運、海運が弱く、不動産、倉庫などの
内需系には売りが広がりました。

日経の日足は短い下ヒゲを持つ陽線を形成しました。
前日の高値を切り上げ、安値も切り上げたので、
形でも上昇、投資家心理の悪化に繋がりませんでした。

変動範囲が狭まる動きから
上に跳ね上がりましたが、
大きく上昇するよりは、一時的な変動とみるのがよいでしょう。

上値と下値がボリンジャーバンドの+1σ、-1σに
挟まれているので、
意識されているのが明確に見えています。

方向を掴むよりは
下値が固いことを確認して
新年の相場に期待間を持たせるという意味が強くなりそうです。

商いは新年度への期待をこめて大幅に上昇しましたが、
2兆円を割り込んだままです。
東証1部の売買代金は概算で1兆9642億円、
売買高は10億0914万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は724、
値下がりは1377銘柄、変わらずは86銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

大納会を含め、残すところ3営業日となった
日経平均は上昇して
26,800円に乗せて終わりました。

11月以降、ずっと挑戦していた27,000円に
いよいよ手が届く位置に来ていることから、
明確に意識されることは目に見えていますが、

心理的に大事なことは
27,000円を超えるか、乗せておわるというよりは
“一回届いた”という記録を残すことです。

大きな材料がなくても下値が固く、
27,000円を超えたことを投資家の中に残して
今年を締めくくることができれば
新年度相場に対しては期待が膨らむでしょう。

ポジティブな心理を保ちながら、
今年の締め括りに動きましょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
26,854.03 +197.42(0.74%)
ドル・円
103.47 – 103.48 +0.07(0.06%)
ユーロ・円
126.48 – 126.49 +0.27(0.21%)
ユーロ・ドル
1.2222 – 1.2224 +0.0037(0.30%)
NYダウ工業株30種(ドル)
30,199.87 +70.04(0.23%)
S&P500種
3,703.06 +13.05(0.35%)
ナスダック
12,804.734 +33.620(0.26%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
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http://www.tbladvisory.com/topics/

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