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2021年1月13日の日経概況

2021年1月13日の東京株式市場は4営業日続伸しました。
終値は前営業日比292円25銭(1.04%)高の2万8456円59銭でした。
次期バイデン政権による追加の経済対策への期待から
米国市場が反発、日本市場にもその流れが波及しました。
景気敏感セクターが買われた他、
原油先物の上昇を受け、石油関連にも買いが続きました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。

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【米国市場の動向】

米国市場は反発しました。
ダウ工業株30種平均は反発して、
前営業日比60ドル00セント(0.2%)高の3万1068ドル69セント、
ナスダック総合株価指数も反発して
前営業日比36.003ポイント(0.3%)高の1万3072.434で取引を終えました。

次期バイデン政権による追加の経済対策が
発表されることへの期待を反映して買いが先行しましたが、
利益確定も進み、明確な方向感を持たない展開でした。

1月7日から8日にかけて上昇を形成した後は
二日間にわたって持ち合いに入っています。
高値圏からの持ち合いなので
1回下に振れる可能性もありますので
保有銘柄に対しては注意が必要です。
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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場を引き上げた
材料になったバイデン政権による
追加経済対策に対する期待が
引き継がれて、買いが先行してスタートしました。

景気拡大への期待を反映して、
景気敏感株が物色され、
特に5Gなどの後押しが予想される
半導体関連の上昇が目立ちました。

前日上昇率1位に立った電気・ガス業が、
早くも利益確定に押され下落率1位、
石油・石炭製品は本日も上昇率2位をキープしました。

日経の日足は短い上ヒゲを持つ陽線を形成しました。
高値と安値を切り上げて
形でも明確な上昇トレンドです。

ボリンジャーバンドの+2σを外に飛び出した
スプラッシュは継続、
+3σまでも上に押し上げる活況相場です。

上は節目になる28,500円で抑えられたので、
今週中にこの節目を上にブレイクして
さらに強い上昇トレンドが継続するのかを確認します。

東証1部の売買代金は概算で2兆7355億円、
売買高は12億3956万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1232、
値下がりは856、変わらずは98銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

前日は上方修正の共通点がある
安川電気とセブン&アイホールディングスが市場で
どのように受け入れられるかが注目されると解説しました。

2を開けてみると全く違った反応でした。
安川電機は前日の終値から大きく
上離れしてスタート、
そのまま上昇する大躍進を目指ました。

一方セブン&アイホールディングスは
好材料出尽くしと言う感じで
大きく下放れしてスタート、
売りが一巡した後は力強い回復力を見せましたが、
前日の終値を超える事はできず
下から這い上がってくる陽線という
微妙な動きを見せました。

みずほ証券が目標株価を引き揚げたニトリもむしろ1%下落など、
小売、ディフェンシブ系の苦戦が目立ち、
ハイテク、電子部品関連が物色する流れが鮮明になっています。

一時的に押されてもこの動きが変わることは当分
ないと思うので、ハイテク、電子部品、
半導体関連などは常に物色の目を光らせましょう。

2019年7月の8000円台から、いつの間にか16,000円台、
2倍を達成した富士通は
短い押し目を作り上にさらに跳ね上がる
準備をすることも予想されるので、注目しましょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
28,456.59 +292.25(1.04%)
ドル・円
103.62 – 103.63 -0.53(-0.50%)
ユーロ・円
126.62 – 126.64 -0.06(-0.04%)
ユーロ・ドル
1.2218 – 1.2220 +0.0055(0.45%)
NYダウ工業株30種(ドル)
31,068.69 +60.00(0.19%)
S&P500種
3,801.19 +1.58(0.04%)
ナスダック
13,072.434 +36.003(0.27%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/

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