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2021年1月20の日経概況

2021年1月20の東京株式市場は反落しました。
終値は前営業日比110円20銭(0.38%)安の2万8523円26銭でした。
イエレン次期米財務長官の発言が好感され、
米国市場で上昇、日本市場はその流れを引き継ぎ
買いが先行してスタートしました。
上げ幅を100円以上に伸ばす場面もありましたが、
就任式を前にポジションを整理しておく流れが進んで
上昇幅を打ち消し、マイナス圏に沈んで終りました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。

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【米国市場の動向】

米国市場は反発ました。
ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発して、
前営業日比116ドル26セント(0.4%)高の3万0930ドル52セント、
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発して
前営業日比198.678ポイント(1.5%)高の1万3197.180で取引を終えました。

ハネムーン期間の100日間で1億人分の接種が可能した
コロナのワクチン関連ニュースで景気回復への期待が膨らみ、
原油先物市場の上昇とともに市場を押し上げました。

ハイテク部門では、半導体、半導体製造装置が物色され、
大きく値を伸ばしました。

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【日本市場の動向】

日本市場はイエレン次期米財務長官の
発言が引き続き好感され、
買いが先行して、上離れしてスタートしました。

上げ幅は100円を超える場面もありましたが、
米国大統領の就任式を控えて
結果を見極めたいとの様子見ムードで、
ポジションを手仕舞う売りが広がりました。

繊維製品、ゴム製品、ガラス、パルプなど
素材系が総じて買われ、
鉱業、石油業種もしっかり、

一方、海運、空運、陸運は「陸空海」揃って
下落率トップを占めました。

日経の日足は下ヒゲの方が長い陰線を形成しました。
前日の終値から上離れしてスタートしましたが、
早速下げに転じて、
マイナス圏に沈んで終りました。

形では高値を切り上げ、
安値も切り上げたので上昇です。
形上では上昇トレンド継続になっていますので、
悲観することはなく、
2万9000円に向かって着実に進んでいる印象です。

東証1部の売買代金は概算で2兆3810億円、
売買高は11億5000万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は993、
値上がりは1100、変わらずは95でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

期待と不安が入り混じりながら、
いよいよ米国の新政権がスタートします。
次期大統領か「次期」と言う言葉がついに取り除かれるわけですが、
なんとなくほっとすると言う気持ちは私だけでしょうか。

日本は政権が変わると、ご祝儀相場という感じで
堅調になる傾向がありますが、
実は米国の大統領就任後は
2月にかけて冴えない動きをするのが普通です。

実質的な世界最高権力者の
実力を査定すると言う感じでしょうか。
とはいって悲観的になることもないでしょう。

「100日以内に1億回分の接種は
確実に達成できる」と言い切れる位なので、
実現できた場合はもっと大きな相場が訪れることも考えられます。

米国市場の半導体、半導体製造装置が脚光を浴びる中で、
もちろん日本の同部門も物色されています。
年末特別講座から今年のメインテーマとして
ずっと推薦している部門なので、
方針を変える必要はなく
そのまま保持、または継続して注目していきます。

もちろん関連部門として電気機器、
精密機器業種も継続して注目です。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
28,523.26 -110.20(-0.38%)
ドル・円
103.74 – 103.75 -0.25(-0.24%)
ユーロ・円
126.10 – 126.11 +0.23(0.18%)
ユーロ・ドル
1.2154 – 1.2156 +0.0050(0.41%)
NYダウ工業株30種(ドル)
30,930.52 +116.26(0.37%)
S&P500種
3,798.91 +30.66(0.81%)
ナスダック
13,197.180 +198.678(1.52%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/

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