2021年1月28の東京株式市場は大幅に反落しました。
終値は前営業日比437円79銭（1.53%）安の2万8197円42銭でした。
業績不振のボーイングが大きく下げるなど、悪材料が出た銘柄に対する売りと、
利益確定が急速に進んだ米国市場が大幅に下落しました。
日本市場はその流れを引き継ぎ、大きく売りが先行してスタート、下げ幅を650円以上に広げる場面もありましたが、安値付近では押し目買いが入ることで
下げ幅を縮小させながら取引を終えました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】
米国市場は大幅に続落しました。
ダウ工業株30種平均は5営業日続落して、
前営業日比633ﾄﾞﾙ87ｾﾝﾄ（2.0%）安の3万0303ﾄﾞﾙ17ｾﾝﾄ、
ナスダック総合株価指数は2営業日続落して
前営業日比355.467ﾎﾟｲﾝﾄ（2.6%）安の1万3270.598で取引を終えました。
2020年10～12月期決算で最終赤字が前年同期の8倍に膨らんだ
ボーイングが暴落して、
市場全体の重石となりました。
そもそも米国市場は実態とかけ離れた
上昇を続けてきており、
1回深い調整を挟む可能性が出てきました。
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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場が今年最大の下げ幅を記録したことを引継ぎ
大きく売りが先行してスタートしました。
半導体の動向を表すフィラデルフィア半導体株指数（SOX）が
大きく下落、関連銘柄にも売りが広がりました。
ここまで積み上げてきた利益を確定する売りも加わり、
下げ幅は650円を超える場面もありましたが、
それ以上売り込まれる展開は見られず、
押し目を拾う買いも入ることで、
下げ幅を急速に縮小させながら取引を終えました。
空運業、陸運業、海運業が揃って買われ、
銀行業、小売業などの内需部門がかろうじて買われました。
半導体を含む精密機器、電気機器は利益確定に押され、
証券、保険などの金融の一角も売られました。
日経の日足は長い上下ヒゲを持つ短陽線を形成、
十字架に近い形で、実体がほとんでありません。
前日の終値から大きく下放れしてスタート、
2万8000円を1回割り込みましたが、
サポートとして意識され、戻して終りました。
直近2週間にわたる持ち合いから下ぶれしたので、
今度戻る時はその持ち合い領域が
抵抗となる可能性があります。
変動性が高まっているので、
テクニカル的に売りのポイントを過ぎているものは、
未練なしに処分するようにしましょう。
商いは20年3月13日以来の盛り上がりをみせ、
4兆円を超えました。
TOPIX算出に関わる浮動株比率の定期見直しにより
売買が膨らみました。
東証1部の売買代金は概算で4兆8334億円、
売買高は21億3765万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1192、
値上がりは912銘柄、変わらずは85銘柄でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
決算側の時にこのように上下変動する事は、
おかしいことではなく普通の事ではありますが、
本日の下げは普通の領域をぬけだしています。
一方、米国市場の下げ幅から考えると、
ここまで戻して終わったと言うことだけでも、
日本市場はまだよく守ってくれた方だと考えて良いでしょう。
「この下げは続くでしょうか？」
「今の状況はバブルでしょうか、いつ弾けるでしょう?」
など疑問は尽きないと思いますが、
この中に今すぐ答えが出るような質問はありません。
1つだけ確実に言える事は、
確かに一部バブルは確認されていることです。
前日の日経では、アメリカのゲーム・ストップと言う会社の
株価が異常な上昇を続けていることの違和感について分析し、
バブルの様子を伝えました。
行動方針はいつも変更ありません。
予想しても答えの出ない問いはやめて、
バブルがはじけるサインが出てきたらそれに従って行動するのみです。
そのためにロスカットが存在し、
自動的に決算してくれる注文が存在するものです。
半導体部門が大きく下げたので、
押し目買いのチャンスを準備中、
本日大きく買われた空運業、陸運業も
長い目では少しずつ仕込むことを考えてもよいでしょう。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
28,197.42 －437.79(－1.53%)
ドル・円
104.31 – 104.32 ＋0.64(0.61%)
ユーロ・円
126.17 – 126.18 ＋0.17(0.13%)
ユーロ・ドル
1.2094 – 1.2095 －0.0060(－0.49%)
NYダウ工業株30種（ドル）
30,303.17 －633.87(－2.04%)
S&P500種
3,750.77 －98.85(－2.56%)
ナスダック
13,270.598 －355.467(－2.60%)
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