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2021年2月2日の日経概況

2021年2月2日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比271円12銭(0.97%)高の2万8362円17銭でした。
米国市場で個人投資家の投機的な行動が落ち着きを見せることで上昇、
日本市場はその流れを引き継ぎ買いが先行してスタートしました。
業績の上方修正が相次ぎ、堅調な地合いを維持する日経、
今後の注目分野を含めて
本日も最後までしっかりお読み下さい。

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【米国市場の動向】

米国市場は反発しました。
ダウ工業株30種平均は反発して、
前営業日比229ドル29セント(0.8%)高の3万0211ドル91セント、
ナスダック総合株価指数も反発して
前営業日比332.699ポイント(2.5%)高の1万3403.394で取引を終えました。

市場の混乱要因になっていた
個人の投機的な買い行動が弱まった上に、
損失を被ったヘッジファンドのポジション整理が
一巡したことも買いを誘いました。

ISM指数が50を上回り、
先週の乱高下で1,000ドル近く下げた反動による
買いも加わり上昇幅を縮小させながら引けました。

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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場の好調な動きを引き継ぎ
買いが先行してスタートしました。
デンソー、豊田織など業績の上方修正銘柄が相次いだことも
投資家心理を改善させました。

困難を極めていた米国市場は、
指数先物が安定した動きを見せるなど、
投資家のリスク選好姿勢が進み、
300円近い上昇幅を確保して取引を終えました。

ナスダックが上昇したことを受け、
半導体などのハイテク関連が買われ、
非鉄金属、輸送用機器、鉄鋼、金属製品などの
景気敏感株にも買いが進みました。

日経の日足は下ヒゲが長い短陽線を形成、
前日の終値から上離れしてスタート、
一時は前日の始値付近まで接近しました。

実体が離れてキャップを開け、
先週末の陰線を上回り、
1月27日と28日の間にあいた
ギャップを埋めに取り掛かりました。

本日の高値を上に抜けると、
今年に入って4度目の29,000円台超えに挑戦、
統計的に4度目の挑戦はブレイクしやすいですが、
ファンダメンタル環境が押上の要因になってくれるかもかかっています。

東証1部の売買代金は概算で2兆5772億円、
売買高は11億6898万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1730、
値下がりは379、変わらずは82でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

先週末に引き続き、前日も
「業績発表が続くにつれ、
上方修正が目立つので、
日本市場が売りを強いられる理由はありません。

今週も乱高下の要因は含んでいますが、
押し目買いのチャンスだというスタンスは維持します。」と
強気を維持しました。

本日も材料のあった銘柄が活発に物色される、
決算相場の様子でしたが、
ピークを迎えるまではこの動きに変化はなく、
その中でも底値が硬く、上昇トレンドを
崩してないというのが好材料でしょう。

繊維製品、化学、ゴム製品など
押し目から転換した業種が素材系に集中しているので、
注目しておきます。

ただし、素材系の中でもガラス業種は買われすぎが意識される水準、
電気・ガス業は近いうちに押し目作りが終わる見込みなので、
今週後半から来週にかけてマークしておきましょう。

もちろん、長期的にも押し目買いでも
いつも利益をもたらしてくれる「私の大好きな」半導体関連にも
継続して注目です。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
28,362.17 +271.12(0.97%)
ドル・円
104.98 – 104.99 +0.24(0.22%)
ユーロ・円
126.39 – 126.40 -0.62(-0.48%)
ユーロ・ドル
1.2037 – 1.2039 -0.0089(-0.73%)
NYダウ工業株30種(ドル)
30,211.91 +229.29(0.76%)
S&P500種
3,773.86 +59.62(1.60%)
ナスダック
13,403.394 +332.699(2.54%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
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