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2021/03/31

2021年3月31の日経概況

2021年3月31の東京株式市場は5営業日ぶりに反落しました。
終値は前営業日比253円90銭(0.86%)安の2万9178円80銭でした。
米国市場が連日の最高値更新から目先の利益を確定する流れで下落、
日本市場はその流れを引き継ぎ売りが先行してスタートしました。
金融機関への影響が懸念されるアルケゴス・キャピタル・マネジメントを巡る
問題はまだ先行き不透明で、いつでも拡大する要因となって市場を抑えています。
本日も最後までしっかりお読み下さい。

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【米国市場の動向】

米国市場は反落と続落で下落になりました。
ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落して、
前営業日比104ドル41セント(0.3%)安の3万3066ドル96セント、
ナスダック総合株価指数は続落して
前営業日比14.253ポイント(0.1%)安の1万3045.394で取引を終えました。

前日までの上昇で過去最高値を連日で更新、
利益確定を急ぐ売りが広がり、
4営業日ぶりに最高値更新は止まりました。

新たな経済対策が期待される中、
長期金利が1.77%まで上昇したことも
市場を抑えました。
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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場の下落を引き継ぎ、
売りが先行してスタートしました。
数日までから市場を揺るがしている

アルケゴス・キャピタル・マネジメントを巡る
損失問題で金融機関への影響が懸念されたことも
市場心理を悪化させました。

円安傾向を受けて、前日より注目するよう
解説した自動車関連などが上昇して
下げ幅を限定的な範囲に留めました。

自動車、鉄鋼の2業種以外は
31業種すべてが下落、
銀行、その他金融業など、米国同様
影響範囲の見極めが必要な金融機関関係の業種が大きく下げました。

日経の日足は上髭を持つ短陰線を形成しました。
前日の高値と安値を切り下げ、
形でも下落、高値では25日移動平均線を上回りましたが、
割り込んで終わりました。

これで3/18の高値から3/29の高値への切り下げが確定、
ただし、3/5の安値から3/24への安値は
小幅の切り上げなので、下落トレンドの確定にはならず、
今回の安値でトレンドが確定することになります。

現在の形は下抜きの三角持ち合いを形成、
下に抜けると、下げが加速するので
注意が必要な流れになってきました。

東証1部の売買代金は概算で2兆9084億円、
売買高は13億2588万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1650、
値上がりは491、変わらずは45銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

年度末の31日、3桁の下落で相場は終わりました。
取引ルールから考えると、
すでに新年度入りはしていますが、
目の前で最後の日が下げで終わるのは
投資家心理としては気持ちのいいものではないでしょう。

長期金利が1年2ヶ月ぶりの高水準まで
進んだことを受け、円安傾向は続き
110円台、輸出関連が潤ってもいい水準まで
きたにもかかわらずこの下落幅なら
先行きに対する不安を増幅させてもおかしくないでしょう。

より気になるところはテクニカル分析で
考察した高値と安値の推移で、
3/5の安値から3/24への安値は
小幅の切り上げでしたが、

高値の切り下げがすでに2回目が成立、
2回目の抵抗線が25日移動平均線だったことは
懸念を大きくさせる材料です。

現在進行している調整が3/5の安値までを割り込むと
市場は下落トレンド入りになるので、
現在買いがしにくいと感じる場合は、
前日注目するように解説した円安恩恵を受ける
業種に注目するようにしましょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
29,178.80 -253.90(-0.86%)
ドル・円
110.73 – 110.74 +0.51(0.46%)
ユーロ・円
129.78 – 129.83 +0.46(0.35%)
ユーロ・ドル
1.1721 – 1.1723 -0.0012(-0.10%)
NYダウ工業株30種(ドル)
33,066.96 -104.41(-0.31%)
S&P500種
3,958.55 -12.54(-0.31%)
ナスダック
13,045.394 -14.253(-0.10%)

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