ホーム » 配信情報トップ » 投資 » 2021年9月13日の日経概況

2021年9月13日の日経概況

2021年9月13日の東京株式市場は小幅に続伸しました。
終値は前営業日比65円53銭(0.22%)高の3万0447円37銭でした。
週末の米国市場が軟調だったことを受け、
売りが先行してスタート、下げ幅を広げましたが
力強く戻して始値を超えて終わりました。
本日も最後までしっかりお読みください。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【米国市場の動向】

先週末の米国市場は続落しました。
ダウ工業株30種平均は5営業日続落して、
前営業日比271ドル66セント(0.8%)安の3万4607ドル72セント、
ナスダック総合株価指数は3営業日続落して、
前日比132.760ポイント(0.9%)安の1万5115.494で取引を終えました。

景気の先行きに対する不安や
悪材料の出た銘柄の影響でダウは7月20日以来の
安値で取引を終えました。

新型コロナの感染拡大が続き、
各景気指標が予想を下回る結果が相継ぎました。
エピックゲームズとの訴訟で課金ルールの見直し命令が
出たアップルが大きく下げ、市場全体の重石となりました。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【日本市場の動向】

日本市場は先週末の米国市場が軟調な動きになったこと、
ここまで2500円以上を短期間で
上昇したことなどを背景に、利益確定の売りが先行してスタートしました。

下げが一巡すると、買い遅れた投資家により
押し目を買ってくる動きに変わり、
下げ幅を縮小した後は、プラスに転じて取引を終えました。

33全業種中、25業種が上昇、8業種が下落、
鉄鋼に加えて、銀行、保険の金融係が買われ、
石油・石炭製品もしっかり。
水産、食料品など内需の一角にも買いが入りました。

最近上昇傾向だった証券が利益確定におされ、
自動車関連、空運業にも売りが入りました。

日経の日足は長い下髭を持つ短陽線を形成しました。
高値と安値を切り上げて形でも上昇となりました。
終値で3月18日の高値を超えて、
年初来高値の2月16日の値にも近づき、

実体のすべてがボリンジャーバンドの+2σの外に位置する
スプラッシュが再度発生しました。
陽線が小さかった分、モメンタムの低下が懸念されますが、

本日を踏み台にして再び跳ね上がることも
考えられますので、先週の解説通り、
高値圏での大胆な行動が求められる局面です。

商いは少し休み気味で3兆円割れ、
東証1部の売買代金は概算で2兆8504億円、
売買高は11億3544万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1534、
値下がりは554、変わらずは101銘柄でした。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

先週末は「調整を挟みながらも
堅調な動きが継続」と解説、
本日の相場はそれを裏付けるような動きでした。

短期の上昇が爆発的だった分、
利益確定が広がると、下げもきつくなることが予想されましたが、
先高感がまだまだ強く、

ちょっとした下げはむしろ押し目を拾う
要因につながります。
まさしく押し目待ちに押し目なし。

明確な下げまたは調整のサインが出るまで
慌てる必要はなく、
投資戦略は買い目線、上目線を維持しましょう。

注目分野は引き続き脱炭素関連、
再生可能エネルギーなどの環境分野に継続して注目、
週末に紹介して上昇が続いたアイティメディア<2148>、
キューブシステム<2335>などDX関連も
強い動きが続いたので継続して注目です。

今週もよろしくお願い致します。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【各市場の動き】
日経平均(円)
30,447.37 +65.53(0.22%)
ドル・円
110.08 – 110.09 +0.14(0.12%)
ユーロ・円
129.72 – 129.74 -0.47(-0.36%)
ユーロ・ドル
1.1784 – 1.1785 -0.0058(-0.48%)
NYダウ工業株30種(ドル)
34,607.72 -271.66(-0.77%)
S&P500種
4,458.58 -34.70(-0.77%)
ナスダック
15,115.494 -132.760(-0.87%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/

お買い物カゴ