2021年9月14日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比222円73銭（0.73%）高の3万0670円10銭でした。
31年ぶりの高値を更新した歴史的な日となりました。
米国市場はまちまちな動きとなりましたが、
新型コロナウェルス関連のニュースが好感され
上げ幅を拡大しました。上昇が一巡してからは利益確定の売りがでましたが、
底値は固く、まだ強い上昇トレンドは続きました。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場はまちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均は　6営業日ぶりに反発して、
前営業日比261ドル91セント（0.8%）高の3万4869ドル63セント、
ナスダック総合株価指数は4営業日続落して、
前日比9.912ポイント（0.1%）安の1万5105.582で取引を終えました。

5営業日渡って800ドル以上を下げており、
ダウは押し目買いが入るタイミングに来ていました。
ニューヨークで学校の対面授業が
1年半ぶりに全面再開するなど

コロナウェルスの感染拡大に陰りが見えたことで
景気敏感セクターを中心に買いが広がりました。
一方、ハイテク関連には様子見で、
売りが広がった結果、続落となりました。

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【日本市場の動向】

日本市場は新型コロナのワクチンの
2回接種者が5割を超えたことや
感染拡大に歯止めがかかる兆しがでたことが
好感され買いが先行してスタートしました。

上げ幅を拡大して3万800円近くまで
上昇する場面がありましたが、
ここまでの急ピッチな上昇で
利益を確定する動きが出て、
上昇幅を縮小しながら終わりました。

33全業種中、29業種が上昇、4業種が下落、
保険が上昇率1位、海運、輸送用機器、精密機器など
景気敏感セクターがかわれ、
原油先物の上昇を受け、石油・石炭業種も買われました。

一方、鉱業、その他製品、医薬品、電気・ガス業が
下げて終わりました。

日経の日足は上と下にヒゲを持つ短陽線を形成しました。
ボリンジャーバンドの+2σを押し上げるバンドウォークが継続して
強い上昇トレンドが継続しました。

始値は前日の終値より上放れしてスタート、
そのまま上昇して上向きのギャップを形成、
上昇トレンドがさらに強くなったことを示しました。

過熱感が常に出ているというのは
ここまで説明していた通りですが、
まだ反転のサインがないので
上向きの目線は変更する必要がありません。

商いは3兆円を再び超えました。
東証1部の売買代金は概算で3兆3450億円、
売買高は13億3901万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1707、
値下がりは380、変わらずは101銘柄でした。

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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】

31年前遡ると1990年8月1日の高値があり、
本日は年初来高値2月16日の高値を超えて、
歴史を塗り替えました。

もちろん真の歴史塗り替えは
３万8915円を超えてからが本物ですが、
現在の数字からすると
「夢ではないかも」と思えてくる程です。

それだけ今回の上昇は強い上に、
本日はむしろ加速するようにさえみえました。
接種人口が来月末には欧米並みに到達、

11月からは行動制限の緩和など、
ニュースが相次ぐので
アフターサーコロナ銘柄にも目を向けていいでしょう。

ANA、JALはこの上昇の中でも
気持ちよく乗り切れてなかった感が残っており、
少し中・長期的な保持という戦略でもよいでしょう。

加えて、イベントプロモーション系や
イベント向けレンタル事業なども
需要回復への期待から物色される可能性があるので、
注目してみましょう。

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【各市場の動き】
日経平均（円）
30,670.10 ＋222.73(0.73%)
ドル・円
110.09 – 110.10 ＋0.01(0.00%)
ユーロ・円
129.97 – 129.98 ＋0.23(0.17%)
ユーロ・ドル
1.1804 – 1.1806 ＋0.0018(0.15%)
NYダウ工業株30種（ドル）
34,869.63 ＋261.91(0.75%)
S&P500種
4,468.73 ＋10.15(0.22%)
ナスダック
15,105.582 －9.912(－0.06%)

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