TOPICS

2016/10/14

2016年10月14日の日経概況

2016年10月14日の東京株式市場は3日ぶりに反発しました。

終値は82円13銭(0.49%)高の1万6856円37銭でした。

米国株式市場の反落を受けて、小幅の下落でスタートしましたが、

為替市場が104円台の円安に振れたことを受け、上昇に転じました。

しかし、上昇を継続する新しい材料にも乏しく、

小動きのまま今週の取引を終えています。

本日も最後までしっかりお読みください。

 

【米国市場の動向】

前営業日の米国市場は小幅の反落と続落になりました。

ダウ工業株30種平均は小幅に反落して、

前営業日比45ドル26セント(0.2%)安の1万8098ドル94セント、

ナスダック総合株価指数は3日続落して

前営業日比25.686ポイント(0.5%)安の5213.333で取引を終えました。

 

中国の経済指標が日本に続き、米国市場にも影響を与えました。

前日発表された貿易収支で輸出が市場予想以上に落ち込んだことで、

世界経済の先行きに不透明感が強まり、売りが広がりました。

 

午前中、下げ幅を184ドルまで広げ、

節目の1万8000ドルを下回る場面もありましたが、

新たに売り込む材料も乏しく、落ち着きを取り戻して、

本日の取引を終えました。

 

【日本市場の動向:ファンダメンタル】

日本市場は米国株式市場の小幅反落を引き継ぎ

売りが先行して23円安くスタートしました。

小幅で寄り付いた後も小さい動きで午前中は推移しましたが、

午後になると、為替市場が104円台の円安基調が進行、

買いが進むことで上昇圏に浮上しました。

 

上値を追うには材料が不足する中でも

徐々に上げ幅を拡大、82円高で今週の取引を終えました。

タイの プミポン国王が13日に死去して、

タイの金融市場への影響が懸念されましたが、

大きな混乱はみられず、日本市場への影響も大きくは見られませでした。

 

 

東証1部の売買代金は概算で1兆9660億円、

これで2兆円を下回るのが9営業日連続を記録しました。

売買高は16億2616万株、東証1部の値上がり銘柄数は1100、

値下がりは749、変わらずは136銘柄でした。

 

【日本市場の動向:テクニカル分析】

日経の日足は短い下ヒゲを持つ小陽線を形成しました。

勢いよく超えたこともありましたが、5日移動平均線が抵抗になり、

上値では抑えられています。

安値では25日移動平均線が意識され、支えられる動きが続いていますが、

本日より下向き、支えられるというより、ローソクが25日移動平均線を

押し下げているようにもみえます。

 

ボリンジャーバンドも幅を狭めながら下向きなってきたので、

方向性はつかめないまま、来週からは決算が始まるので

なおさら様子見ムードによる持ち合い相場は続きそうです。

 

【日本市場の総合分析:来週の展望】

今週は17,000円台を久しぶりに突破する場面もありましたが、

結局は7月から続くボックス圏の中に戻ってしまいました。

来週も基本的にはこのレンジの中での動きが想定されます。

 

早速影響を与える大きな要因があるよりは、

今後のイベントで見極めたいトピックの方が多いのが現状です。

まとめてみますと、

 

1.中間決算に備えての様子見ムードの拡散

20日の安川電気を皮切りに、中間決算が始まることに対して

結果を見極めたいとの心理が働きます。

今年は為替の動向によって市場が左右されているので、

企業業績も変動要因を多く含んでいます。

 

2.顕在化する中国リスク

13日発表された9月貿易収支で輸出が予想以上に落ち込み、

14日発表された9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.9%上昇で、

3カ月ぶりの高水準になるなど、

不透明生の高い中国経済のリスクが市場に影響を与える

可能性が意識され始めています。

 

3. 「どっちがより嫌われないか」の米国大統領選

クリントン氏の優位が伝わっていますが、

“どっちもどっち”の雰囲気が強く、より嫌われない方が選ばれるという

米国大統領選の結果はそれでも気になるリスク要因です。

19日に予定されているテレビ討論会は関心が集まりますが、

トランプ氏が巻き返す可能性もあるのが恐ろしいです。

 

【日本市場の総合分析:来週の展望を踏まえた投資戦略】

前日も伝えた通り、レンジ相場はいずれは抜けていきます。

問題はいつそのタイミングになるかです。

来週も持ち合いは続くと予想はしていますが、

24日前後に決算発表が本格化され、結果がある程度出揃い

円高傾向でもしっかり守ってくれたことが確認されると、

10月末から浮上、年末にかけて18,000台を目指す動きになるのが

一つのシナリオとして考えられます。

 

逆に芳しくない結果に傾く、それにトランプ大統領誕生という

不安定材料が加わると、16,400円を下辺にするレンジ相場を

下に抜ける大きい調整も考えられます。

 

ちょうど勉強に向いている相場なので、

じっくり次の投資テーマを研究するタイミングにするのも良いでしょう。

 

【週末の挨拶】

寒さも感じるような天気になってきました、と

友人が教えてくれました。

直近はマレーシアやベトナムにずっといるので、

「暑さ」以外は感じることがあまりない時間が続いています。

 

いよいよその寒さを体験しに、来週後半からは日本入りします。

東京と沖縄で皆様に会う準備をしています。

楽しい週末を過ごし、元気いっぱいの姿で再会しましょう。

直接会う方はどうぞよろしくお願いします。

 

よい週末を!

 

■各市場の動き

 

日経平均(円):16,856.37    +82.13     +0.49%

NYダウ(ドル):18,098.94    -45.26     -0.24%

ドル(円):  104.19-20     +0.33円安   +0.31%

ユーロ(円):  114.72-76    +0.36円安   +0.31%