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2017/01/05

2017年1月5日の日経概況

2017年1月5日の東京株式市場は方向感のない展開で持ち合い、反落になりました。

終値は73円47銭(0.37%)安の1万9520円69銭でした。

欧米市場の上昇を受けて、朝方は19,600円台に乗せて

上昇してのスタートとなりましたが、一時115 円まで進んだ円高が

上昇幅を打ち消し、反落して終わりました。

上値が抑えられてものの、下値も限定的で先高観が崩れたわけではなく、

明日の雇用統計に備えての様子見心理も広がったのが膠着の要因として考えられます。

資金の動きからはポジティブな面も見られたので、

その解説も含めて、本日まで最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

前営業日の米国市場は続伸しました。

ダウ工業株30種平均は2日続伸して、

前営業日比60ドル40セント(0.3%)高の1万9942ドル16セント、

ナスダック総合株価指数も続伸して 、

前営業日比47.921ポイント(0.9%)高の5477.005で取引を終えました。

 

前日からの上昇率からみると、ナスダックの上昇率がダウを上回り、

業種でも出遅れ感が残っていた消費関連銘柄に資金が向かっています。

主力株以外に「出遅れ感」のある銘柄に循環物色が進んでいるのがわかります。

 

ナスダック総合株価指数を引き上げているのは

アマゾン・ドット・コム(3位)、フェイスブック(4位)、

コムキャスト(8位)など、時価総額で上位を占める銘柄です。

物色される時も「堅い銘柄」が好感されています。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

日本市場に影響を与えているのは、為替市場の動き、

前日まで118円台で推移しましたが、

米国市場で持ち高調整を目的にした売買で3日ぶりに円が反発(円高)、

日本市場にも波及することで朝方にはすでに116円台に進みました。

 

前日479円を上昇して、短期の利益を確定する動きが早くも出たことも

朝方は市場を押し下げる要因になりました。

前日の終値19,594円より8円高い19,602円で寄り付いた後は

しばらくは上昇して、強気になっている投資家心理を反映するようでしたが、

やはり円高には勝てず、下落に転じました。

 

それでも下げ幅は限定的で、前日の上昇のような強気を打ち消す程には

いたっておらず、小幅の下落で引けています。

方向性はわかりにくくなりましたが、

資金が向かっているところは指標を跨って分析するとわかります。

 

資金の流れが少し変わってきているのは騰落数を見ることで把握できます。

東証1部の値下がり銘柄数が863で、値上がりの979を下回ったことから、

指数への寄与度の小さい中・小型銘柄が買われています。

東証1部の 変わらずは162銘柄

 

東証1部の売買代金は概算で2兆4359億円、

売買高は20億4638万株で、商いは細くなりましたが、

明日の雇用統計に備えての様子ムードを反映しているだけです。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

日経の日足は長い下ヒゲを持つ陰線を形成、

形では高値と安値を切り上げる上昇になりました。

安値ではボリンジャーバンドの+1 σが意識されています。

 

形だけで判断すると1月4日に大きくトレンド転換をした上で

本日はその高値を切り上げる上昇継続になっています。

その一方、形上の懸念事項は2016年12月21日に形成された

高値と並ぶダブルトップの形になっていて

このまま下がるともう一度幅のある調整に入る可能性があるということです。

 

明日は一段と様子見ムードを強める可能性もありますが

雇用統計の結果が想像以上に悪くない限りは

今回の上昇トレンドは崩れにくいと判断しています。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

日経225指数は小幅の下落になりましたが、

騰落数では上昇が上回り、マザーズ、ジャスダックは続伸になっています。

特にマザーズの上昇幅が大きく、中小型への資金シフトが起こり、

物色が進んでいることがわかります。

 

このことはマザーズ、ジャスダックに加えて、

TOPIX、JPX日経400などの指標がすべて

上昇で引けていることからも伺えます。

 

大型株に関しても悲観的になることはなく、

大きく下げるような要因はないことから

ある程度下げてくると、買い戻しが入ってくることで

下値を支えています。

 

前日は定番の大型・輸出関連銘柄、証券銘柄に

注目すると伝えましたが、

中・長期的な観点に立つと、この戦略にブレはなく、

短期的には資金が向かっている中小型・

市場としてはマザーズへの気配りも有効だと判断できます。

 

マザーズのテクニカル的な側面にも注目、

2015年10月20日また10月26日を上限にする

970ポイントの抵抗線を本日で突破しました。

 

物色はいいですが、明日は3連休を前にした上に、

雇用統計の前、積極的な動きにはなりにくいことも

念頭に入れておきましょう。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円):19,520.69    -73.47     -0.37%

NYダウ(ドル):19,942.16   +60.40     +0.30%

ドル(円):   115.84-8   -2.14円高    -1.81%

ユーロ(円):  122.27-31   -0.62円高    -0.50%