TOPICS

2017/01/16

2017年1月16日の日経概況

2017年1月16日の東京株式市場は反落しました。

終値は192円04銭(1.00%)安の1万9095円24銭でした。

様子見ムードがほぼ確定的とみられている今週の状況で、

円高基調が続いたことにより、

利益確定をする売りと持ち高の調整が進みました。

先週末の上昇分をほぼ打ち消し、安値レベルではきわどいところに

進んできました。

本日も最後までしっかりお読みください。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

【米国市場の動向】

前営業日の米国市場は小幅に下落と、上昇、まちまちな動きになりました。

ダウ工業株30種平均は続落して、

前営業日比5ドル27セント(0.0%)安の1万9885ドル73セント、

ナスダック総合株価指数は反発して 、

前営業日比26.629ポイント(0.5%)高の5574.116で取引を終えました。

 

直近の動きを見るとダウが2万ドルを目の前にして足踏みする中、

ナスダック総合指数が好調な動きになり、

割安に放置されていたIT関連銘柄に物色が続いていることがわかります。

 

当日から本格化する決算発表で、BOA(Bank of America)や

JPモルガン・チェースがトランプ相場を背景に市場予想を超える結果を発表、

金融関連を中心に買いが先行しました。

 

60ドルを超える上げ幅もありましたが、

原油安による資源関連銘柄への売り、

16日が休場となる(キング牧師誕生日)ことによる持ち高調整によって

引けにかけては売りに押されました。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【日本市場の動向:ファンダメンタル】

日本市場は明確な材料になるものはなく、

為替市場を始めとする外部要因頼みの動きになりました。

小幅ではあるが、米国市場のダウが上昇したことを受け、

買いが先行してスタートしましたが、

勢いは続かず、売りが優勢になりました。

 

為替市場は113円-114円を挟んでの円高基調が続き、

輸出・大型など主力株に勢いがなく、

個別材料の出た銘柄への物色のみで動きました。

 

また、週末に控えているトランプ氏の大統領就任を前に

(本当にこの日がきてしまいましたね)

積極的なポジションをとるのは難しいことで

商いは昨年末以来の低さでした。

 

低調な商いを反映して

東証1部の売買代金は1兆8872億円、

2016年12月30日の大納会以降となる2兆円未達です。

売買高は14億6955万株、東証1部の値下がり銘柄数は1601、

値上がりは323、変わらずは80銘柄でした。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

【日本市場の動向:テクニカル分析】

日経の日足は上下ひげを持つ小陰線を形成しました。

形でも明確に高値と安値を切り下げる下落、

安値では、節目となる19,000円に近づきました。

 

テクニカル的なサインはネガティブ材料が揃っています。

5日移動平均線が25日移動平均線をデッドクロスして、

短期的には調整が続く様子、

一目均衡表の転換線も、前日までは高値でしがみついていた形から

本日は下離れ、基準線に近づきました。

 

円高が一服する材料が見当たらないことから、

調整が深くなる可能性がありますが、

この時の確認ポイントは3つ。

 

心理的節目である19,000円、

2016/12/30の安値18,991円、

一目均衡表の基準線(18,967円)が下落の目処となります。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

先週末の解説では、

「トランプ氏の就任前に、上値を追いながら積極的に買って行くには

難しい雰囲気です。」と説明しましたが、

早速、幅のある下落になりました。

 

下落とはいうものの、結局は前営業日の上昇分を打ち消すことで、

方向感がないことをもう一度確認させてくれる程度の動きです。

先週末に伝えた解説から大きく離れることは難しく、

個別の材料を追いかける物色相場になることが今週の予想です。

 

積極的な動きになりにくい要因は

1. 上述したトランプ氏の就任

2. 今週以降より日本企業の3四半期決算がスタート

3.注目の米国・中国関連指標発表が週の中盤以降に予定されている

3つのことが絡み合っています。

 

3の指標の中で先週末に注目されたのは

12月の米小売売上高、前月比0.6%増で

市場予想(0.7%増)をやや下回ったことで

米国市場の上昇を抑える要因になりましたが

大きく崩す要因にはいたっていません。

 

2の国内要因を考える場合は、

2016年9月27日を底値して上昇したドル高(円安)の影響で

概ね好調ぶりが予想されることから、現在はさえない動きになっているものの

主力株への仕込みを今週中に進めるのが

有効な投資戦略になるのではないでしょうか。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【各市場の動き】

 

日経平均(円):19,095.24     -192.04     -1.00%

NYダウ(ドル):19,885.73     -5.27      -0.02%

ドル(円):   113.83-84    -0.86円高    -0.74%

ユーロ(円):   120.80-84    -1.13円高   -0.92%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

 http://www.tbladvisory.com/topics/