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2017/03/09

2017年3月9日の日経概況

2017年3月9日の東京株式市場は5営業日ぶりに小幅に反発しました。
終値は64円55銭(0.34%)高の1万9318円58銭でした。
反発はしたものの、様子見だとみた方がいい動きでした。
為替市場で円安が進んだことを受け、輸出関連銘柄を中心に
買いが優先しましたが、始値を挟んでの動きに終始しました。
米国景気の良さを裏付けるイベントの前に積極的な買いは控えられていますが、
悲観的な材料もないので、小さい金額での仕込みには適したタイミングだといえます。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】
前営業日の米国市場は3日続落と反発、まちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均は3日続落して、
前営業日比69ドル03セント(0.3%)安の2万0855ドル73セント、
ナスダック総合株価指数は小幅に反発して、
前営業日比3.623ポイント(0.1%)高い5837.552で取引を終えました。

原油安で石油・資源関連銘柄に売りが出たことに加えて、
建機大手のキャタピラーの急落が市場全体を沈ませました。
連邦政府が不正会計の報告書をまとめた報道された
キャタピラーは3%弱下落して指数を押し下げました。

米国市場は高値圏での調整色が強まり、
利益を積み上げてきた投資家による利益確定の売りも継続的に出ています。
しかし、まだ大きな調整につながる要因は見当たらないので、
雇用統計とFOMCの結果を確認すると次の方向性が見えてくるでしょう。

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】
日本の市場は反発か続落かの際どいところから、
反発してスタートしました。
8:45にスタートするSGX(シンガポール)日経平均先物は100円高で寄り付き、
日経もさや寄せする値の89円高でスタートしました。

気持ちよく始めたものの、上値を追うような動きにはつながらず
前日比マイナスに沈む場面を演出するなど、
明確な方向性は示せず始値を挟んでの攻防が続きました。

前日の安値が直近の安値を形成してくれるなら、
週末のイベントを織り込みながら来週以降の上昇トレンドを
期待できそうです。

積極的な買いが続かなかった分、商いも薄く
東証1部の売買代金は概算で1兆8791億円、
3日ぶりに2兆円を超えてきた前日の動きも虚しく、
2兆円を割り込みました。
売買高は15億9502万株、東証1部の値上がり銘柄数は1216、
値下がりは625、変わらずは163銘柄でした。

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【日本市場の動向:テクニカル分析】
日経の日足は前日に引き続き下ひげを持つ陰線を形成しました。
相違点は前日の安値と高値を切り上げて、上昇の形になったことです。
安値では明確に25日移動平均線が意識され、
タッチした瞬間に切り返して値を戻しました。

テクニカル的に支持されてもいいポイントでトレンド転換をしたので、
明日も本日の高値を切り上げ、週末は強い内容がでてくれると
上昇継続、2万円台を視野に入れます。
ただし、19,500円台には戻り待ちの売りが溜まっているので、
一回抵抗、もう一度挑戦して抜けてくると
本格的な上昇相場のスタートになる可能性が高いです。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
今週は下げが優勢な流れですが、今日でやっと反発しました。
ファンダメンタル的には雇用統計やFOMCだけを睨んでいる
「自主性に欠ける」相場だということは言いましたが、
テクニカル的な側面までまとめて考えると
地合は悪くないのが現状です。

3月の利上げがある、遠のいたと予測は日々変わりますが、
雇用統計、FOMCいずれにしろ急激な円高に進む
結果にはなりにくいと考えられます。

トレンド転換してきた銘柄ちらほら見られるので、
ジャブのように少ない株数で仕込みを入れるタイミングです。
また短期的な戦略としては3月権利落ちの銘柄に
20日前後までの取引を挑むのもよいでしょう。

前日の解説で取り上げた精密機器セクターは本日も
上昇率2位で良好な動きが続いていますので、
明確に反転して下がる動きになるまでは保持して
利益を拡大していきましょう。

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【各市場の動き】

日経平均(円):19,318.58     +64.55     +0.34%
NYダウ(ドル):20,855.73    -69.03     -0.32%
ドル(円):   114.49-50   +0.61円安    +0.53%
ユーロ(円):  120.66-70   +0.41円安    +0.34%