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2017/03/29

2017年3月29日の日経概況

2017年3月29日の東京株式市場は反発しました。
終値は14円61銭(0.08%)高の1万9217円48銭でした。
前日の米国株高が好感される材料です。
3月期末の配当権利落ち分とみられる
約130円分を埋めたことを考慮すると、大幅な上昇と言えますが
商いは閑散としていて、力強さは感じられない相場です。
テクニカル的にも際どいところに位置しているので、
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】
前営業日の米国市場は9日ぶりに反発しました。
ダウ工業株30種平均は9日ぶりに反発して、
前営業日比150ドル52セント(0.7%)高の2万0701ドル50セント、
ナスダック総合株価指数は3日続伸して、
前営業日比34.766ポイント(0.6%)高の5875.140で取引を終えました。

前日までダウが8日続落したことで、
反発が考えられる時期に来ていたことに
特段の悪材料は見られないことを要因として
今週入ってからの下落幅を取り戻しました。

また、3月の米消費者信頼感指数が
市場予想を上回り、16年ぶりの水準まで上昇したことで、
米国の景気回復を鮮明に映し出し、投資家心理が改善したことも
前向きにリスクをとる動きになりました。

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】
日本市場は前日米国市場の株高に加えて、
111円台まで円高基調が治ったことを背景に
買いが先行してスタートしました。

しかし、後押しするような特別な材料がないことで、
上げては下げる、また始値を挟んでの動きに終始しました。
決算結果の良さをアピールした上に増配まで決めた
ニトリが大幅高になり、内需銘柄にも連想買いが広がりました。

業種別でまた脚光を浴びたのが電力。
中部電力との火力発電事業統合を発表した東電HDや、
業績見通しを発表した関西電などが注目を集め、
引き続き強い動きを見せました。

東証1部の売買代金は概算で2兆1595億円、
売買高は17億5140万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は716、
値下がりは1158、変わらずは118銘柄でした。
上昇はしたものの値下がりの方が多くなるまだ弱気の相場です。

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【日本市場の動向:テクニカル分析】
日経の日足は短い上下ひげを持つ短い陽線を形成しました。
陽線であるものの、終値と始値が近い十字架に近い形で
迷いが生じていることを表しています。

高値では明らかに75日移動平均線が意識され、
ぶつかると戻って、小幅上昇で終わる展開になりました。
ここで下げると75日線が抵抗に変わったのが再び確認されるので、
テクニカル的には非常に崩れやすい形に変わります。

下向きの25日線が75日線を下に抜けるデッドクロスも
視野に入ってきて、ローソクの位置は75日線と
一目均衡表のうわ雲の間に挟まれたところです。
かろうじて下値を保っていますが、
この安値を切り下げると、心理的に崩れやすいポイントで止まっているので、
注意が必要です。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

電力業界が大きく伸びる他、ニトリの大幅高が好感され
商いが王勢になってきた内需系が相場を牽引しました。
権利落ち後の下げ効果130円を吸収してでも
プラスで引けたことは評価できますが、
薄い商いでむしろ迷いを強めた側面があります。

テクニカル的にも上述したような微妙な位置に来ていて、
上か下、どちらに振れるかが注目される位置と模様です。

TOPIX, JPX日経400などが下落するなど、
大型株たちが苦戦する中で資金が向かったのはマザーズでした。
2.67%の上昇でほぼ一人勝ちの状態ですが、
投資資金の行方は当分、このような動きになることが予想されます。

先週末は週末の主要指標発表を睨みながら
週の後半は反発が予想されると今週の展望を述べましたが、
本日はその準備をしているような動きでした。
上か下、来週からの新年度相場にも影響することから、
明日の動きも注目されます。

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【各市場の動き】

日経平均(円):19,217.48     +14.61    +0.08%
NYダウ(ドル):20,701.50    +150.52    +0.73%
ドル(円):  111.08-09    +0.40円安    +0.36%
ユーロ(円): 119.78-82    -0.40円高    -0.33%