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2017/05/19

2017年5月19日の日経概況

2017年5月19日の東京株式市場は小幅に反発しました。
終値は36円90銭(0.19%)高の1万9590円76銭でした。
350円を超える下落に対する自律反発から
朝方買いが先行してスタートしましたが、
マイナスに転じた後、再び買われて終わるなど、
1日中方向性の定まらない動きに終始しました。
米国の政局に広がる不透明感を色ごく反映する動きなので、
上昇か下落かうんねんは論じるところではありません。
来週の戦略を含めて、本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

前営業日の米国市場は反発しました。
ダウ工業株30種平均は小幅に反発して、
前営業日比56ドル09セント(0.3%)高の2万0663ドル02セント、
ナスダック総合株価指数も反発して、
前営業日比43.894ポイント(0.7%)高の6055.130で取引を終えました。

政治不安を材料に大きく下げた前日の反動から
自律反発の範囲内で動きました。
2017年2~4月期決算で市場予想を上回ったウォルマートが
3%を超える上昇幅を見せ、相場を牽引しました。

市場全体では152ドルまで上げる動きに加えて、
下げる場面もあるなど方向感の定まらない動きが続きました。
現在の政治局面を表すような相場で、
前日にも解説した通り、不安定な動きは続きます。

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】
17日のCME日経平均先物は反発して、
前日比150円高の1万9605円で引けました。
大阪取引所の終値を35円上回る結果でした。
SGX日経平均先物も小幅の反発スタートで 、
25円高の1万9615円で始まりました。

日経は前日の大きな下落からくる自律反発や
米国の情勢を反映して急激に進んだ円高傾向が一服したことを受け、
買いが先行してスタートしました。

始値は前日比37円55銭高の1万9591円41銭で
節目の19,500円台をキープしながら寄り付きましたが、
10時には下げに転じて、続落で前場引けを迎えました。

日銀のETF買い観測がくすぶると、後場の寄り付きは再び上げに転じ、
小幅上昇で引けました。
業種別は直近の下げが目立った保険、証券や銀行業など
金融業が上昇、食料品、電気・ガス業には利益確定が出ました。

東証1部の売買代金は概算で2兆4077億円、
売買高は19億863万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1090、
値下がりは804、変わらずは121銘柄でした。

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

日経の日足は前日とほぼ同じ形、十字架に近い上下ヒゲを持つ短陽線を形成しました。
3日連続同じ形を作っていて、市場全体の迷いと悩みが読み取れそうです。
形だけの判断なら高値と安値を切り上げる上昇ですが、
5/8から5/17まで作られたアイランドリバーサルの下抜けを形成しているので、
上昇に戻る形とは判断できません。

週足では4/21日週から続いた4週連続の陽線から陰線引きに転じ、
2万円が明確に壁になっていることが伺えます。
13週移動平均線と26週線が19,210-19,170のレンジで待ち構えているので、
米国でもしものことが起きた時の下落目処として考えてもいいでしょう。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

今週は勢いよく伸びた動きが後半にかけて一服する動きになりました。
世界を揺るがしているトランプのロシアゲートで、
乱高下要因にはなっていますが、解決か、解決の方向性が見えるまでも
時間が必要なこととして予想されます。

来週は現在の不透明要因を交えて、主要なイベントが散らばっており、
明確な方向性を示さない一進一退の動きが予想されます。

日本国内の要因よりは外部の要因に振り回される要因が多くあります。
注目されるのはロシアゲートの真相を問うプロセス、
及びFOMCの議事要旨(5月2―3日開催分)、
加えて原油の生産に影響を及ぼすOPEC総会などです。

ロシアゲートに関しては、米議会下院の委員長が
24日にコミ―FBI前長官に議会証言を要請、
その出席や出席した場合の発言内容が注目の材料です。

同日の24日は5月2・3日開催のFOMC議事録で、
6月の利上げを示唆する発言が確認される場合は、
円安・ドル高が進み、日本市場にはプラス要因になります。

翌日の25日は石油輸出国機構(OPEC)総会が予定され、
26-27のG7シチリア・サミットと続きます。
6月利上げの方向性が定まり、OPECでも産油国の減産合意が継続するなどの
材料が揃えば日本市場は強い動きを取り戻す可能性が高いですが、
まちまちの結果になる場合は一つ一つ敏感に反応する
乱高下の相場になるでしょう。

読めないのはロシアゲートの行方、
しかし、市場ではすでに「ポストトランプ」に議論が聞こえ始め、
大きな波乱要因が現実味を浴びてきました。

前日は「最近の動きを引き継ぎ、本日も内需株が強い動きで、
特に食料品業種は昨年以降、上昇を続けています。
食料品、電気・ガス業は強い動きを超えて、過熱感が出ているので、
そろそろ警戒が必要です。」と解説、本日はその通り、調整に入りました。

調整が終わると再びトレンド転換のチャンスがくるので、
引き続き注目する価値はあるでしょう。

よい週末を!

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【各市場の動き】

日経平均(円):19,590.76    +36.90     +0.19%
NYダウ(ドル):20,663.02    +56.09    +0.27%
ドル(円):   111.41-42   +0.50円安   +0.45%
ユーロ(円):  123.77-81   +0.30円安   +0.24%