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2017/06/09

2017年6月9日の日経概況

2017年6月9日の東京株式市場は反発しました。
終値は104円00銭(0.52%)高の2万0013円26銭でした。
4日ぶりに2万円台を回復しました。
市場の注目材料2つが予想以上の影響を与える結果にはならず、
調整後のポジションを取る動きが広がりました。
主な材料を大きな波乱なく突破したことは好感できる状況で、
関心は来週のイベントに移ります。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

前営業日の米国市場は小幅に続伸しました。
ダウ工業株30種平均は続伸してして、
前営業日比8ドル84セント(0.0%)高の2万1182ドル53セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して、
前営業日比24.384ポイント(0.4%)高の6321.764で取引を終えました。

ナスダック総合株価指数は、2日以来1週間ぶりに
史上最高値を更新してきました。
市場を揺るがしかねないと懸念されていた
コミー前FBI長官の議会証言が目新しい内容は特になく、
波乱なく終えることで買い安心感が広がりました。

ただし、上値を大きく切り上げるような材料も欠ける状況で、
上値は限定的でした。
市場の関心は来週のFOMCに移ります。

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】
6月8日のCME日経平均先物は3日ぶりに2万円を回復、
前日比40円高の2万0030円で引けました。
SGX日経平均先物も買いが先行、
55円高の1万9980円で始まりました。

日本市場は注目のイベントを無難に通過したことで、
買いが先行、前日比43円80銭高の1万9953円06銭でスタートしました。
コミー前FBI長官の議会証言は、
トランプ米大統領の司法妨害に関する判断を避ける旨の証言内容。
大きな波乱がなかったと受け止められ、買い安心感が広がりました。
米国株の上昇で、日本株にも買い安心感が広がり、
為替市場は円安方向に流れました。

前場を180円高の2万0089円90銭で
節目となる2万円を回復して終えた日経は、
午後に入ると前場の引け値を囲んでの動きになりました。

引けにかけては保守党の過半数割れが確実と伝わった
英国政治の先行き不透明感が改めて意識され、
上昇幅を縮小しながら104円高で今週の取引を終えました。

何かと話題の多いソフトバンクが大幅高で、
新たな会計問題が見つかった富士フィルムは大幅な下落を味わいました。

東証1部の売買代金は概算で3兆2000億円、
6/2以来の3兆円超えになりました。
東証1部の売買高は22億6387万株、
東証1部の値上がり銘柄数は903、
値下がりは982、変わらずは133でした。

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

日経の日足は上下ひげを持つ陽線を形成しました。
抵抗になっていた5日移動平均線をわずかながら上に抜けて終わりましたが、
短期のトレンドを示す5日移動平均線は直近の動きを反映して
下向きに変わりました。

日足の形で判断する場合は安値と高値を切り上げる上昇、
安値は一目均衡表上の転換線が支えになり、止まりました。
前日は「明日の日足の方は重要なチェックポイントです。」と解説、
このまま高値を抜けていくと、安値の切り上げが成立、
上昇のトレンド継続が成立します。

週足は先週のローソクに包まれる持ち合いの陰線を形成、
中・長期的に下げに転じたサインは出てないので、
来週開けの動き次第では、上に向かう動きが強まりそうです。

ただし、2万円を再び達成したことによる達成感からの売りが膨らむと
再び調整を強いられ、25日線が下落の目処になります。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

今週は先週末に大きく上げて2万円を達成した達成感に加えて、
主要イベントに備えての様子見から軟調な動きになりました。
週前半から安値を切り下げながら、2万円を切りましたが、
後半にかけてはイベント通過でリスクオンの心理が回復
再び2万円を回復して終わっています。

来週は特段の下げ材料になりそうなものが見当たらない中、
上値を試す動きになることが予想されます。
海外要因で主要な予定は13-14日のFOMCで、
「6月の利上げ」が期待されますが、
実はこの材料はすでに織り込み済みというのが大方の見方です。

国内要因は15-16日の日銀金融政策決定会合ですが、
主要な発言は出ている状態なので、このイベント自体が
市場に大きく影響するような要因にはなりにくいと判断されます。

織り込み済みとはいうものの、
世界は13-14日のFOMCを念頭に入れた動きになることが予想され
日経も15日までは様子見ムードが強くなると予想されます。
イベント通過後には上値を切り上げる動きに挑戦するのではないでしょうか。

来週の注目したいのは素直に好業績を作った銘柄です。
そのココロは?
現物の主体別売買動向をみると、外国人投資家の動向が
9週連続の買い越しになっています。
外国人の動きは日本企業の業績を素直に評価して買ってきているので、
これからも続くことが予想されます。
(外国人は上値のさらに上を買って行く特徴があります)

悩みの多かった日経、来週の動きは楽しみになってきます。

よい週末を!
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【各市場の動き】

日経平均(円):20,013.26    +104.00    +0.52%
NYダウ(ドル):21,182.53   +8.84     +0.04%
ドル(円):  110.40-41    +0.64円安   +0.58%
ユーロ(円): 123.52-56    -0.06円高    -0.04%