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2017/07/14

2017年7月13日の日経概況

2017年7月13日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比1円43銭(0.01%)高の2万0099円81銭でした。
値動きから推測できる通り、
迷いの大きい相場になりました。
前日の米国市場はイエレン議長の発言を材料に
史上最高値を更新する上昇で終わりましたが、
日本市場はその流れを引き継ぐ動きと、円高に対する警戒心が
混在する形で、方向感のない動きに終始しました。
しかし、下値を売ってくる展開も見られないことから、
日本株に対する上昇目線に変更はありません。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

前営業日の米国市場は上昇して史上最高値を更新しました。
ダウ工業株30種平均は大幅に上昇して、
前営業日比123ドル07セント(0.6%)高の2万1532ドル14セント、
ナスダック総合株価指数は4日続伸して、
前営業日比67.866ポイント(1.1%)高い6261.171で取引を終えました。

注目のイベントで相場を押し上げる結果が出たと解釈されました。
イエレン議長が議会証言で、
経済が想定通りなら「比較的早く保有資産の縮小を開始する」、
また同時に「今後数カ月の物価動向を注視する」と述べて、
どちらにも捉えられる発言を発しました。

市場ではFRBが追加利上げを急がないとの見方が優勢になり、
低金利の継続を期待して、買いが広がりました。
米国市場はこれを受けて上昇しましたが、
為替市場は円高・ドル安の動きになりました。

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】
シカゴのCME日経平均先物は4日続伸して、
9月物は前営業日比20円高の2万0140円で引けました。
大阪取引所の終値を80円上回りました。

SGX日経平均先物は買いが先行してスタート、
80円高の2万150円で始まりました。
日本市場は米国市場の上昇とCME, SGXの上昇を材料に
買いが先行してスタートしました。
始値は前日比78円90銭高の2万0177円28銭。

イベント通過で安心感は広がりましたが、
材料出尽くし感と円高傾向を反映して上げ幅は縮小され、
前日比30円50銭(0.15%)高の2万0128円88銭で
前引けを迎えました。

午後に入ると、円高を背景に直近買われていた
自動車などの輸出関連が売られる一方、
ハイテク関連銘柄には買いが入るなど、値動きは拮抗する流れを極め
上昇幅を縮小した結果、1円高で本日の取引を終えました。

方向感のない動きは商いにも現れ、
イベント通過後の上昇という流れにもかかわらず、前日よりも減って、
東証1部の売買代金は概算で1兆9815億円を記録しました。
2日連続で2兆円を割り込みました。
売買高は17億3957万株、東証1部の値上がり銘柄数は882、
値下がりは994、変わらずは145銘柄でした。

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

日経の日足は上下ひげを持つ陰線を形成しました。
下ヒゲが長めで、前日同様、上向きの25日線に
安値が近づくと止まって、戻りました。

前日も前日の高値を抜けて、
ギリギリで形の上での上昇を見せました。

高値と安値を切り下げる下落の形で、調整入りを暗示しますが、
安値では25日移動平均線が明確に意識され、
上値はボリンジャーバンドの+1σが意識される
上昇か下落なのかどっちつかずの状態で終わっています。

ファンダメンタル的にも迷いか待ちの要因になっているので、
方向感の定まらない動きになるのはある意味当然ですが、
商いが2兆円を割り込んだことからは
それだけ様子見を決め込んでいる投資家が多くいるということです。

ここから下落に入る場合は、節目の2万円、
その後は7/7の安値19,858円が下値の目処になります。
一目均衡表上では下向きの転換線と基準線がゴールデンクロスして
三役好転が成立しましたが、
弱めの雰囲気なので、しばらくの持ち合いはある可能性が高いでしょう。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

イエレン議長の発言は絶妙とも言える内容でした。
米国市場を最高値更新に導くと共に、
日本市場はそれに踊らされる展開になるような
どちらでも取れるような発言をしました。

世界の株価や為替が自分の一言で動くのを認知できるほどの
知能の持ち主なので、今日の結果もわかって上での行動ではないかと推測しますが、
本人ではない限り、断言はできないでしょう。

114円台から一気に112円台に迫る動きになったことから考えると、
本日の動きはむしろよくやってくれたという
印象を与えてくれます。
もうちょっと下げてもいい材料だけど、むしろ1円高というのは
日本株に対する期待が捨てられていないことを意味します。

明日は為替の動きを左右する材料が揃っている週末です。
米国の6月消費者物価指数、6月小売売上高
6月鉱工業生産・設備稼働率などを控えているので、
この上昇を続けるかは明日の夜を過ぎてから予想できるようになります。

円安に振れる動きを想定するなら、
短い調整に入った自動車関連・部品・素材には
引き続き注目です。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
20,099.81    +1.43     +0.01%
NYダウ(ドル)
21,532.14    +123.07    +0.57%
ドル(円)
113.02-03    -0.42円高   -0.37%
ユーロ(円)
129.27-31    -0.60円高   -0.46%