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2017/07/27

2017年7月27日の日経概況

2017年7月27日の東京株式市場は小幅に続伸しました。
終値は前営業日比29円48銭(0.15%)高の2万0079円64銭でした。
好業績を発表した銘柄に買いが集中して、
関連銘柄も盛り上がるなど、地合いは十分でしたが、
外部要因が足元を引っ張りました。
FOMCの結果を受けて、米国の長期金利が下落、
円高の進行により売りが出たことが市場の重荷になりましたが、
上昇は確保した形で引けました。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は力ある続伸になりました。
ダウ工業株30種平均は続伸して、
前営業日比97ドル58セント(0.5%)高の2万1711ドル01セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して、
前営業日比10.573ポイント(0.2%)高の6422.747で取引を終えました。

S&P500指数も0.03%の上昇ではありますが、続伸したことで、
3指標が揃って過去最高値を更新しました。
ダウ工業株30種平均は21,700ドル台に乗せたことで、
22,000ドル台が射程に入る強い動きになりました。

上昇の要因は2つ、企業の業績とFOMCの結果です。
佳境を迎える業績発表では市場予想通り、概ね好調な結果で
市場の足元を支えながら押し上げました。

FOMC声明は市場の予想通り、利上げが見送られました。
一方、保有資産の縮小については「早期に開始する」とのメッセージで、
ハト派、タカ派が入り混じる内容でしたが、
市場はハト派に反応、上昇して引けました。

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】
シカゴのCME日経平均先物は円高を背景に反落して、
9月物は前営業日比60円安の2万円で引けました。
大阪取引所の終値を40円下回りました。

SGX日経平均先物も売りが先行してスタート、
30円安の2万0005円で始まりました。
日本市場は米国市場が上昇した流れを引き継ぐよりは、
円高に反応、23円58銭安の2万0026円58銭で寄り付きました。

安く寄り付いたものの、今度は国内要因が下を支え、
任天堂、日電産などの好業績銘柄に買いが進み、
プラスに転じた後は、43円高の2万0093円で
午前中の取引を終えました。

後場寄り後は小動きが続きましたが、14時過ぎに上げ幅を拡大した後、
蓮舫氏の辞任など、国内政治の不透明感が意識され
上昇幅を縮小させながら大引を迎えました。

好業績銘柄に買いが進んだ他、その他製品、精密機器、
電気機器などの部品系に買いが進みました。
一方、前日まで短期の上昇をみせていた石油関連業種に売りが広がった他、
銀行、建設業なども厳しい動きを責められました。

東証1部の売買代金は概算で2兆5460億円、
売買高は18億3716万株でした。
SQなどの特別要因なしに、商いが上昇しながら
地合いの改善を示しています。
東証1部の値上がり銘柄数は991、
値下がりは884、変わらずは140銘柄でした。

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

日経の日足は上髭の長く、短い下ヒゲを持つ短陽線を形成しました。
長い上髭がボリンジャーバンドの+1σを抜けてきましたが、
強い上昇を形成することには失敗、
終値で25日線をタッチして終わりました。

押さえられいる25日線を超えることが中々できませんが、
下値も-1σでは支えられ、+1σと-1σの中に収まる変動幅で
持ち合いが煮詰まりつつあることを示しています。

主要イベントを大きな波乱なく通過したことで、
残る材料は国内要因で、業績発表の結果を受け
外国人の買いがどれだけ伸びるかが
この持ち合いを抜け出す支援材料になりそうです。

形では持ち合いになりましたが、
もうちょっと下げてもおかしくない形で、
下げる場合は7/24-25のように先行スパン1で跳ね返りを見せるかが
確認したいポイントです。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

本日の上昇幅だけを見るとなんだー、小動き、と
失望する方もいるかも知れません。
注目することは前日から今朝にかけての急激な円高。

この動きではより大きな下落が出てもいい幅です。
ここまで、上昇を継続したい日経の足元を引っ張ったのも円高でした。
ただ、今日の動きは今までとは異なりました。

下値を保っただけでなく、プラス圏に浮上、
上昇幅を縮小させたものの、プラスをキープしながら
終えることができました。
加えて、商いが2.5兆円台に増えたことは
大きな支援材料になります。

境目は明日です。日本市場では決算発表が一気に増えて、
明日から来週にかけて決算発表のピークを迎えます。
ここで国内要因はしっかり下を支え、米国で予定されている
経済指標の結果が円安を支援することが揃えば、
本日近づいていた年初来高値の更新に期待がかかります。

久しぶりに外部の材料が揃ってくれました。
米国市場が好業績を背景に押し上げ、
為替市場は円安、上昇するのは当然のようですが、
上昇幅をみると強力な上昇とは思えない動きです。

円高の動きでもトヨタが1.03%上昇するなど異例の強さを示した
自動車業界に引き続き注目、
加えて思いっきり底値まで下げてきた製薬系は
業績の結果発表をにらみつつ、テクニカル的な転換期を迎えるので注目です。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
20,079.64     +29.48   +0.15%
NYダウ(ドル)
21,711.01     +97.58   +0.45%
ドル(円)
111.28-29     -0.55円高  -0.49%
ユーロ(円)
130.41-45     +0.36円安  +0.27%