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2017/08/02

2017年8月1日の日経概況

2017年8月1日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比60円61銭(0.30%)高い1万9985円79銭でした。
前日の米国市場では金融銘柄が買われ、
日本にも金融株への物色が進んだ他、
好業績の銘柄を選別する買いが広がることで、調整入りの相場から
下げ止まりになりました。
しかし、まだ強い上昇に戻る気配を出すような形ではないので、
ニュース一つに敏感に反応する相場であることに変わりはありません。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は続伸と続落、相反する動きの続きになりました。
ダウ工業株30種平均は5日続伸して、
前営業日比60ドル81セント(0.3%)高の2万1891ドル12セント、
ナスダック総合株価指数は3日続落して、
前営業日比26.554ポイント(0.4%)安の6348.123で取引を終えました。

ダウ工業株30種平均は4日連続で最高値を更新しました。
主力株のリードが続く中、
ハイテク株への視線が厳しいままになっています。

全般的に好調な結果が確認されている企業業績に対して
投資家の心理が改善されて連日の高値更新になっていますが、
ハイテク銘柄には減益の懸念から売りが続いています。

ダウもテクニカル的には上髭の長い日足が出て
直近の天井を形成する可能性が出てきました。

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】
シカゴのCME日経平均先物は小幅の続落、
9月物は前営業日比35円安の1万9925円で引けました。
大阪取引所の終値を15円下回りました。

SGX日経平均先物は先週末の清算値から横ばいでスタート、
1万9945円で始まりました。
日本市場は先行材料となる先物が冴えない動きになったことや、
為替相場で110円台まで進んだ円高傾向を受けて、
小幅続落でスタートしました。
始値は前日比18円10銭安の1万9907円08銭。

安く寄り付いた後は好業績銘柄への物色に加えて
前日まで好調な動きを続ける米国の金融銘柄の影響を引き継ぎ
日本市場にも銀行・保険銘柄に買いが入りました。

2万円を超える場面もありながら、
34円高の1万9959円で前場引けを迎えた後は
徐々に上げ幅を拡大、60円高で本日の取引を終えました。

米国市場の影響に加えて、業績自体も好調な銀行株に買いが進み、
保険株も高く推移しました。
一歩、パナソニック、ソニーなどの電機、機械関連銘柄には売りが進みました。

東証1部の売買代金は概算で2兆6035億円、
売買高は19億4453万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1112、
値下がりは813、変わらずは97でした。

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

日経の日足は上ひげを持つ陽線を形成しました。
高値と安値を切り上げて、形でも上昇の日足を形成しました。
下値では-2σが意識されて支えられています。

下げ止まる形として解釈されやすいですが、
注意するポイントは抵抗の線です。
前日より一目均衡表の雲入り、
本日も高値では雲を抜け出しましたが、
終値では先行スパン1を完全に抜け出すことができず、
上値を抑えられて終わりました。

雲を抜け出したところではすぐ上に基準線、転換線、
25日移動平均線が重なって上を抑えるので、
この障壁を力強く抜け出せないと
再び戻り待ちの売りとして、抑えられる形になります。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

日経はしっかりした動きですが、上値が抑えられる形、
それより気になるポイントは新興市場の急落です。
マザーズを中心として投資を行う投資家の場合、
本日は売建てのポジションを持っている人以外は
厳しい動きに直面することになったでしょう。

マザーズは3.95%の下落で節目となる
75日線までを一気に割り込みました。
2016年11月より上昇トレンドを継続してきて、
過熱感が意識され6月26日以降、調整局面に入ってから、
本日はパニックに近い下げを経験しました。

業績面からも悪材料が出た銘柄が目立ち、
上昇銘柄はわずか18銘柄と全面安に近いので、
新興市場に関しては当分、警戒が必要です。

明日も大きく買われて行く動きにはなりづらい状況です。
経済指標が予想を下回った米国の影響で
為替市場のサポートは期待しにくい中、
大きな影響力を持つアップルの決算と
7月のISM製造業景況指数が発表されます。

この中でも異例の強さを保つトヨタなどの
自動車株への保持を継続しています。
大きなサプライズがない限りは売りのポイントを設定した状態で、
保持を継続していいでしょう。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
19,985.79     +60.61    +0.30%
NYダウ(ドル)
21,891.12     +60.81    +0.27%
ドル(円)
110.24-25     -0.38円高   -0.34%
ユーロ(円)
130.23-27     +0.54円安   +0.41%