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2017/08/02

2017年8月2日の日経概況

2017年8月2日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比94円25銭(0.47%)高の2万0080円04銭でした。
米国市場が連日の高値更新になる中、
日本市場にも大きな影響力を持つアップルの決算結果が
好調なことを受け、電子部品関連銘柄を中心に物色が進みました。
支援材料になる外部要因の一つはまず
日本市場を押し上げてくれる要因になってくれました。
後は経済指標と雇用統計による為替の支援です。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は続伸して再び最高値更新、反発になりました。
ダウ工業株30種平均は6日続伸して、
前営業日比72ドル80セント(0.3%)高の2万1963ドル92セント、
ナスダック総合株価指数は4日ぶりに反発して、
前営業日比14.815ポイント(0.2%)高の6362.938で取引を終えました。

堅調な業績を背景に、金融銘柄が引き続き買われた他、
直近売られていたハイテク関連銘柄に買いが戻り、
市場を押し上げました。

業績以外のファンダメンタル要因は経済指標の結果。
6月の個人消費支出(PCE)デフレーターは
前年同月比で伸びましたが、伸びの割合は4カ月連続で鈍化、
利上げが緩むとの観測に説得力を増す格好になりました。

ISM7月の製造業景況感指数は3カ月ぶりに低下しましたが、
市場予想とほぼ同じレベルで、50を超える数字になったので、
市場の反応は限定的でした。

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】
シカゴのCME日経平均先物は反発して、
9月物は前営業日比80円高の2万0005円で引けました。
大阪取引所の終値を25円上回りました。

SGX日経平均先物は堅調な米国市場の動きを背景に
買いが先行してスタート、
前日の清算値と比べ75円高の2万0055円で寄り付きました。

日本市場はハイテク、部品関連の賑わいが先走る材料を持って
買いが先行してスタートしました。
始値は前日比71円28銭高の2万57円07銭。

市場の注目を集めていたソニーは10年ぶりの最高益で
4-6月の決算は半導体好調を背景に営業利益が2.8倍に拡大しました。
また、日本市場にも影響力の強いアップルも好調な成績を発表、
売上高は454億800万ドルと7%増、
純利益が前年同期比12%増の87億1700万ドル、
1株利益は1.67ドルと市場予想(1.57ドル)を上回りました。

ソニーは好材料出尽くし感で、利益確定が先行してスタートしましたが、
早速買われる雰囲気に反転、
午後に入ると再び売られました。
しかしバリュー的には十分買いの銘柄なので、
トレンド転換時には狙い目と言えます。
アルプス電気、村田製作所などアップル関連も
大きく買われました。
上値が抑えられる動きにはなったものの
2万円台に再び乗せて本日の取引を終えました。

東証1部の売買代金は概算で2兆4510億円、
売買高は17億1845万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1172、
値下がりは719、変わらずは130銘柄でした。

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

日経の日足は上下ひげを持つ短陽線を形成しました。
始値で25日移動平均線を超えてスタート、
高値では+1σをタッチして、終値で25日線をキープしながら引けました。

安値で一目均衡表の転換線を割り込みましたが、
雲を一気に抜けてきたことで三役好転のまず1つを充足させました。
先高観の高まる形に変わってきましたが、
7/27日の高値を上に抜けて、心理的に軽くなるポイントになると
よりよい動きが期待できます。

ただし、ボリンジャーバンドは若干下向きに変わり、
上値を抑える形になりやすいので、
国内要因と為替市場の強力なサポートは必要になります。

高値と安値を切り上げて、形でも上昇の日足を形成しました。
下値では-2σが意識されて支えられています。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

本日の動きで面白かったのはソニーとアップル関連の動きです。
好調な業績を見込んで上昇を続けたソニーは
営業利益が2.8倍に拡大という素晴らしい成績を残しながらも下落、
材料の出尽くし感が強く見られました。

一方、やはり好調のアップルの関連銘柄は
大きな盛り上がりが見られ、市場全体を押し上げる要因になりました。
一つの要因として考えられるのはアップルのプロダクトサイクルにあることです。

業績好調の上に、通常のサイクルなら9月に新作の発表が予定されており、
さらに今年はiPhone誕生10周年を迎え有機ELの採用など
大きな変化が用意されていると噂されています。

頑張っているソニーは目先の材料が見えないことで売られましたが、
半導体が好調で構造改革も進んでいることから、
これ以上下げてくれたらむしろ絶好の買い場になるでしょう。

一方、アップル関連では引き続き部品、有機EL関連に
注目する必要があります。
熱が一回冷めてきたところで好業績を持って再び火をつけてくれたので、
もう一度資金が向かう可能性があります。

ずっと取り組んできた自動車業界にはそろそろ一服感が出てきたので、
テクニカル的には一回利益確定のタイミングで、
次のトレンド転換に備えるシナリオを描いてもいいのではないでしょうか。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
20,080.04     +94.25     +0.47%
NYダウ(ドル)
21,963.92    +72.80    +0.33%
ドル(円)
110.44-45    +0.24円安  +0.21%
ユーロ(円)
130.38-42    +0.13円安  +0.09%