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2018/02/28

2018年2月28日の日経概況

2018年2月28日の東京株式市場は大幅に反落しました。
終値は前営業日比321円62銭(1.44%)安の2万2068円24銭でした。
2月の最後の営業日、本日の安値引けです。
外部環境が懸念していた方向に動いたことが市場に反映されました。
米国市場は世界の注目を集めていたパウエル議長の
議会証言を材料に大幅に下落、日本市場もその流れを引き継ぎました。
下げが加速する可能性のある位置に来た日経、
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】

米国市場は大幅に反落しました。
ダウ工業株30種平均は大幅に反落して
前営業日比299ドル24セント(1.2%)安の2万5410ドル03セント、
ナスダック総合株価指数も反落して、
前営業日比91.109ポイント(1.2%)安の7330.355で取引を終えました。

注目の高かったパウエルFRB議長の議会証言で
「米経済は堅調で一段の段階的な利上げが最善だ」と
タカ派寄りの発言。
これを受けて、市場では利上げペースが早まるとの思惑が広がり、
金利が上昇、株式市場には売りが広がりました。

前日まで3日に渡って強い上昇を続けたので、
短期的な利益確定の売りが出やすいタイミングでもありました。

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【日本市場の動向】

日本市場はパウエル議長の証言を受けて
大きく下落した米国市場の流れを引き継ぎ、
売りが先行してスタートしました。

押し目を拾う取引も入り下げ渋る場面もありましたが、
円安基調が長続きしなかったことも
市場の心理を悪化、午後になると下げ幅を拡大しながら、
本日の安値で取引を終えました。

精密機器と空運の2業種のみが下げを逃れ、プラスで終了、
円安の一服を受けて水産・農林業や小売などが小幅下落で守りました。

日経の日足は上ひげを持つ陰線を形成しました。
前日の終値より下放れしてスタート、そのまま下落、
終値が本日の安値なので、心理的に不安が広がる形になりました。

高値が25日線をタッチしてから再び下落、
下に向かってトレンド転換しながら
下げを加速する準備をするように見えています。

明日も本日の安値を切り下げていく場合は
25日線で抵抗→下落トレンド継続→下落が加速と、
下降相場の典型的なパターンになります。

イベントを通過し、材料出尽くしから商いは活発化、
3兆円に迫りました。
東証1部の売買代金は概算で2兆9369億円、
売買高は15億4229万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1326、
値上がりは679、変わらずは62銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

前日は米国市場について
「ただ、前日も指摘した通り、テクニカル的には反転しやすい
位置であることに変わりはないので、
まだ安心はできないところです。」と解説しました。

テクニカル上の動きはたまに不思議なもので、
形として際どいところに、ファンダメンタル的なイベントが入ったりします。
直近のニューヨーク市場は強い動きでしたが、
反転しやすい場面に来ているのも事実で、そのタイミングで
パウエル議長の発言がでました。

日本市場は円安を支援する材料がでるとポジティブな影響があると
解説しましたが、結局はネガティブインパクトで
米国よりも下げやすい形に進んでしまいました。

3/1は「月初高」が期待されていますが、
これも一時的な要因で主力株は今後も厳しい動きが予想されます。
マザーズやジャスダックにはむしろ買いが入ったので、
新興市場への資金シフトを考えると同時に
前日同様ハイテク関連の株に注目するのが有効でしょう。

例えば、前日紹介したソフトブレーン<4779>は
本日も5.50%の上昇です。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  22,068.24 -321.62(-1.44%)
NYダウ(休場)
  25,410.03 -299.24(-1.16%)
ドル・円
  107.02 – 107.03 +0.01(0.00%)
ユーロ・円
  130.92 – 130.96 -1.13(-0.85%)