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2018年4月2日の日経概況

2018年4月2日の東京株式市場は反落しました。
終値は前営業日比65円72銭(0.31%)安の2万1388円58銭でした。
米国市場が休場で材料に乏しい中、
朝方は機関投資家のまとまった資金が入ることなどで上昇しました。
午後に入ると、先週の大幅な上昇からくる利益確定、
投資家の参加が少ないことから、下に転じて引けました。
新年度から材料不足にぶち当たる日経、
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】

米国市場はGood Fridayで休場しました。

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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場が休場で材料に乏しい中、
海外の投資家も参加者が少なく、
国内投資家も様子見に徹しました。

朝方は上昇してスタートしました。
新年度入りの日で、機関投資家のまとまった資金が入ることで
149円高まで進みましたが、上昇の材料が乏しい上に
先週末まで大きくあげてきたことで
利益確定も進み、上昇幅を打ち消した上に、
下げに転じて本日の取引を終えました。

その他製品、化学、電気・ガス業が上昇して、
精密機器、医薬品、陸運業が下げ幅を広げました。

日経の日足は長い上ひげを持つ陰線を形成しました。
高値と安値を切り上げる上昇の形にはなりましたが、
上髭つきの陰線で、不気味な流れの前兆になっています。
前回まで25日線の抵抗に会うと、より大きな下落で反応してきたので、
今回も抵抗に会うと下げが継続する流れになります。

テクニカル的に岐路に立っているので、
明日は本日の高値を抜けて上に行くのか、
安値を切り下げるかによって方向が決まりそうです。

商いは今年の最低を記録し、2兆円割れ、
東証1部の売買代金は概算で1兆6740億円、
売買高は9億5673万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1346、
値上がりは653、変わらずは80銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

新年度入りの日は個人投資家をワクワクさせるのが
機関投資家の資金投入です。
一般的に機関投資家は3末売り、4月買いですが、
午前中はその動きが入ってきたことで150円近くの上昇をみせ
希望をもたせましたが、材料が少なすぎるというのと、
利益確定の売りが広がったことには勝てませんでした。

テクニカル的に非常に微妙なところに立っているのは
分析のところで伝えた通りですが、
現在の位置では両方の戦略を考えておく必要があります。

つまり、下値をぬいて下落トレンド戻りになる場合は
戻りから下にトレンド転換する銘柄への空売り継続、
逆に上に抜けてくると、出遅れになっている銘柄への買い、
両方を準備していて動く方向について行くのが
短期的には有効な戦略と言えます。

例えば<5011>ニチレキのように下値支えを一回抜けて、
さらに下に抜ける準備をする銘柄や、
<4980>デクセリアルズのように下げ切った可能性を持って、
これから上に向かうことが考えられる銘柄などは注目に値するでしょう。

両方の銘柄に関しては、戦略メルマガの銘柄戦略解説の部分で
触れておきます。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  21,388.58 -65.72(-0.31%)
NYダウ(休場)
  24,103.11 +254.69(1.06%)
ドル・円
  106.37 – 106.38 +0.19(0.17%)
ユーロ・円
  131.19 – 131.23 +0.35(0.26%)

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