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2018/04/10

2018年4月10日の日経概況

2018年4月10日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比116円06銭(0.54%)高の2万1794円32銭でした。
なにかと波乱要因をもたらしていた米国と中国ですが、
今度は中国の方から支えの材料がはいりました。
習近平(シー・ジンピン)主席が
自動車などの輸入関税を引き下げると発表したことで、
自動車など輸出関連株に買いが集まりました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】

米国市場は小幅に反発しました。
ダウ工業株30種平均は小幅に反発して
前営業日比46ドル34セント(0.2%)高の2万3979ドル10セント、
ナスダック総合株価指数も小幅に反発して
前営業日比35.233ポイント(0.5%)高い6950.344で取引を終えました。

大きく下げた先週末に対する自律反発が
ほとんどを閉めていると考えてもいいでしょう。
500ドル以上を下げた反動から400円を超える上昇で
下げ幅を打ち消す動きまで近づきましたが、
上値は重く上昇幅を縮小させて、方向感の定まらない範囲で引けました。

ハイテク銘柄と金融銘柄に買いが集中しましたが、
勢いが続くには材料不足という印象を拭えませんでした。

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【日本市場の動向】

日本市場は寄り付きの直後は3桁以上の下げを
見せる場面がありました。
ネガティブ材料はシリアへの空爆に関連する地政学リスク、
トランプ米大統領の顧問弁護士の事務所をFBIが捜査したと報じられた
政治的リスクが意識された結果です。

しかし、習近平(シー・ジンピン)主席が
博鰲(ボーアオ)アジアフォーラムの演説で
自動車などの輸入関税を引き下げると発表したことを受け、
ポジティブ材料として解釈され投資家心理は改善、
急速に買いに傾きました。

関税が引き下げられると名指しで言及された
自動車セクターが活気づき、
その他の輸出関連株にも買いが入りました。

為替市場の円高傾向が一服したことも支援材料になり、
3桁の上昇幅を記録しながら本日の取引を終えました。
ゴム製品、自動車(輸送用機器)、機械が上昇率TOP3、
食料品、サービス業、医薬品などが厳しい動きになりました。

日経の日足は上下ヒゲを持つ陽線を形成しました。
前日より上ひげが長いので、上昇の勢いは
弱まった解釈になりますが、
高値と安値を切り上げて、直近3営業日の上値を抜け出しました。

これで3/26が底値を形成、その後からは安値を切り上げる
動きが続く流れとして解釈することができます。
22,000円付近に、ボリンジャーバンドの+2σ、
一目均衡表の下雲などの指標として抵抗が存在し、
22,000円という数字も邪魔するので、
強い材料でここをぬけないと、一度抵抗で下げることになります。

東証1部の売買代金は概算で2兆7034億円、
売買高は14億6866万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1129、
値下がりは873、変わらずは80銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

本日は上昇要因に加えて、資金のシフトがあることから
上値は重かったと見られます。
私もずっと伝えた通り、内需関連への注目が最近続き、
(前日は、「小売に注目しましょうと2週間前から話してから、
予想通り高い伸びを見せてくれましたが、
一部銘柄には過熱感が出始めているので、
利益確定の注文はしっかり設定しておきましょう。」と伝えました。
覚えていますか?)利益確定のタイミングに来ていたところで、

輸出関連銘柄に好材料を提供してもらったので、
内需を売って、外需に入れ替わる動きが現れました。
外需への入れ替わりは今日始まったことで、まだ確信を持って
大きなポジションを取ることはしないので、
内需への売りが大きく、上値を引き下げたと考えられます。

一日だけの材料なので、外需が底を打ち、上昇の勢いを強めると
判断するのは早すぎる判断です。
明日もこの雰囲気が継続した場合は、内需には利益確定が続き、
短期で強い下げを経験することになるので、
前日に引き続き、利益確定売りの設定はしっかり入れておきましょう。

中国関連銘柄は厳しく押されていたので、
底打ち、トレンド転換のタイミングとして
注目していきましょう。

もちろん内需に関しても、利益確定が終わり、
次のチャンスが訪れることを想定して、
観察は怠らないようにしてください。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  21,794.32 +116.06(0.54%)
NYダウ(休場)
  23,979.10 +46.34(0.19%)
ドル・円
  107.01 – 107.02 -0.08(-0.07%)
ユーロ・円
  131.84 – 131.88 +0.31(0.23%)

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