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2018年4月18日の日経概況

2018年4月18日の東京株式市場は大幅に続伸しました。
終値は前営業日比310円61銭(1.42%)高の2万2158円20銭でした。
米国市場が200ドル以上の上昇幅を見せながら反発、
日本市場にも期待がかかりましたが、首脳会談に向けての
様子見ムードが強く、方向感を失った動きに終始しました。
小さい範囲で横ばいになっているので、
近いうちに上か下、強く動き出す動きがくる可能性は高いと判断できます。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】

米国市場は幅のある続伸をみせました。
ダウ工業株30種平均は続伸して
前営業日比213ドル59セント(0.9%)高の2万4786ドル63セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して
前営業日比124.814ポイント(1.7%)高い7281.099で取引を終えました。

地政学リスクの後退が投資家心理を押し上げています。
シリアの情勢は一回限りの様子を明確にする中、
北朝鮮を巡る動きも緩和モードで、
久しぶりに地政学リスクが安定してきました。

加えて、米国企業の好決算が続くことも
買い安心感につながっています。
この動きが日本市場にもプラスに働いています。

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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場の上昇に加えて、
地政学リスクが緩和されたこと、
日米首脳会談にも期待を寄せる心理で買いが進みました。

米国の長官が北朝鮮を極秘に訪問し、
金委員長と面会したとのことが伝わり、
アジア市場全体に上昇の波が広がりました。

プラス要因が重なり合い、日経は節目の22,000円台を突破、
2月27日以来、約1カ月半ぶりの高値を記録しながら
本日の取引を終えました。

精密機器に買いが入り、情報・通信業、電気機器など
米国でハイテク関連銘柄が買われたことを反映した動きが見られ、
鉱業、銀行業、空運業が厳しい動きになりました。

日経の日足は短い上下ひげつきの中陽線を形成しました。
高値でボリンジャーバンドの+2σに到達して、
明日から失速するサインとなりましたが、
+2σの向きを上に押し上げたので、もう一度上にあげると
新たなトレンド入れになります。

一目均衡表上では雲入り、すぐ上は75日線、
それをぬけたら下雲の上辺にあたる先行スパン2と
壁になりそうなものは多くさしかかっていますが、
ファンダメンタル的に落ち着いた動きになる場合は
一気に抜ける可能性もないわけではありません。
明日の動きに注目しましょう。

商いは前日より増えて、
東証1部の売買代金は概算で2兆5467億円、
売買高は14億5861万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1733、
値下がりは286、変わらずは63銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

多くの銘柄は底入りの後、一回の上昇を終わって、
再び転換する形をしています。
今はこのような底を抜け出した銘柄に集中するタイミングです。
先週も紹介していた電気機器の三菱電機などが
代表的な例です。

本日の動きは様子見ムードになるはずだった
首脳会談の結果を先取りした感じがあります。
つまり、強い通商圧力はかからないという前提がありますが、
その通りになれば、一段の円安が進んで
テクニカル的に懸念されている雲入りも、
一気に抜け出すことも想定できます。

想定される動きと合わせて物色すると、
機械、電機機器セクターは継続して注目です。
また、前日推薦した<7201>日産自動車、
<7203>トヨタ自動車なども継続して注目です。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  22,158.20 +310.61(1.42%)
NYダウ(休場)
  24,786.63 +213.59(0.86%)
ドル・円
  107.31 – 107.32 +0.32(0.29%)
ユーロ・円
  132.61 – 132.65 -0.08(-0.06%)

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