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2018/05/09

2018年5月9日の日経概況

2018年5月9日の東京株式市場は反落しました。
終値は前営業日比99円81銭(0.44%)安の2万2408円88銭でした。
米国市場は4日続伸しましたが、
地政学リスクが意識され150ドル台まで下がってから
戻した結果で、リスクへの意識と先高観が拮抗している様子です。
日本市場は買いが先行してスタートしましたが、
地政学リスクで外国人が売りを入れたことでマイナスで引けました。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は小幅に続伸しました。
ダウ工業株30種平均は4日続伸して
前営業日比2ドル89セント高の2万4360ドル21セント、
ナスダック総合株価指数も小幅に続伸して
前営業日比1.689ポイント高い7266.902で取引を終えました。

地政学リスクの浮上が鮮明になりました。
トランプ氏がイランと欧米6カ国間の核合意から離脱すると表明、
リスクを意識した150ドルの下げまで見せました。

しかし、意外と下値は固く、制裁の内容や
世界の反応を見極める必要があるとの見方で
買い戻され、申し訳程度の上昇で引けました。

テクニカル的には4/30の高値を抜けることができず、
抵抗にあって下げになる流れを形成しているのが気になるところです。

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【日本市場の動向】

日本市場は緩やかな下落が続きながら、
下値の硬さが印象的な動きになっています。
前日の米国市場の小幅続伸を受けて買いが先行して
スタートしました。

為替市場は108円から109円の間を推移、
地政学リスクの高まりから考えると意外に落ち着いた為替レートです。
地政学リスクが意識され外国人からの売りが大きな要因になりましたが、
底値は固く、トヨタが好決算を発表したことも好感され、
明日以降は期待してみてもいいのではないでしょうか。

日経の日足は上下ひげを持つ短陰線を形成しました。
トレンド転換した陽線の高値を抜けることができず、
再び下げの形になりましたが、
転換線とボリンジャーバンドの+1σに支えられている
状況は変わっておりません。

前日も解説した通り、この2つの節目を下に抜けても
先行スパン2と75日線まではまだ距離が若干あるので、
反発して上昇トレンドに戻る余地はまだあります。

商いは3兆円に迫る勢いで増加、
東証1部の売買代金は2兆9264億円、
売買高は17億2743万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1237、
値上がりは754、変わらずは92でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

昨日はトヨタの下げというのは、「期待されてない」との
心理の表れだと言いました。
それを上回る結果が出たので、当然トヨタは大きく上昇,
テクニカル的に、ファンダメンタル的にも
注目度の高い流れになってきました。

反面、それ以外の自動車株は冴えない動きで、
セクター内でも選別が進んでいます。
ポイントは明日もトヨタが上昇を続けてくれるかです。

一日だけのサプライズ反応は最近の決算相場でよく
見られる現象です。
底値の固い今の日経がトヨタの結果を普通に受け入れ、
好感した動きになると、市場は再び盛り上がりに
なってくるのではないでしょうか。

内需株には引き続き注目、前日注目するように解説した
医薬品はむしろ下げが強くなったので、
今週中は外しておきましょう。
また精密機器は上昇率1位と最下位を往復して
安定性に欠けるので、投資には慎重になりましょう。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  22,408.88 -99.81(-0.44%)
NYダウ(休場)
  24,360.21 +2.89(0.01%)
ドル・円
  109.77 – 109.78 +0.85(0.78%)
ユーロ・円
  129.77 – 129.81 -0.02(-0.01%)