TOPICS

2018/05/11

2018年5月11日の日経概況

2018年5月11日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比261円30銭(1.16%)高の2万2758円48銭でした。
米国市場は経済指標と長期金利の動向で6日続伸、
日本市場は内部・外部ともに上昇要因が重なり、
7週連続の陽線形成で今週の取引を終えました。
来週も堅調な動きが続き、上値を試す展開になることを予想する中、
このタイミングに適した投資戦略は?
本日も最後までしっかりお読みください。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【米国市場の動向】

米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は6日続伸して
前営業日比196ドル99セント(0.8%)高の2万4739ドル53セント、
ナスダック総合株価指数も5日続伸して
前営業日比65.070ポイント(0.9%)高の7404.975で取引を終えました。

直近の上昇トレンドで投資家心理が強気に傾いている中、
経済指標や長期金利の動向が市場を押し上げました。

朝方発表されたCPI(米消費者物価指数)の
上昇率が市場予想を下回ったことが伝わると、
FRBの利上げフェーズが早まらないとの観測で、
買い安心感が広がりました。

加えて、3%を割り込む動きになった長期金利動向も
株式市場の資金を呼び戻す要因になり、
市場は6連勝、2月中旬以来、3カ月ぶりの連続上昇になりました。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【日本市場の動向】

日本市場は前日の米国市場が6連勝になったことで
買い安心感が広がり、上放れしてスタートしました。
週末要因を反映して、始値を下回るところまで
利益確定が出る場面もありましたが、
午後にはいるとさらに上昇幅を拡大、
約3カ月ぶりの高値を記録しながら今週の取引を終えました。

決算発表でも強い結果が続くなど、
内部要因と為替、米国市場などの外部要因も
強気になることが重なり、7週連続上昇、
上昇トレンドはさらに強まるサインを出しました。

精密機器、情報・通信、電気機器など
ハイテク関連が上昇率トップを占め、
食料品、小売、不動産などの内需セクターにも
しっかり買いが入る全面高の様子を見せています。

日経の日足は短い上下ひげを持つ中陽線を形成しました。
実体が前日の実体から離れる、ギャップを形成、
直近の持ち合いを明確に上に抜けました。

上値では2/5の日足付近が意識され、
2/5と2/6の間に空いたギャップを本日で埋めることになりました。
ギャップ埋めによって心理はさらに改善するので
来週からの動きにはさらに期待してもいいでしょう。

RSIなどのオシレーター系指標は過熱を表す数字に
近づいていますが、4/17以降はずっと過熱サインを出し続けているので、
オシレーター系指標よりはトレンド系の指標を活用するのに
シフトしてください。

週足は7週連続の陽線を形成、
2017年10月6日から11/10までの6週連続記録を
超えて、強いトレンドの継続を示すことになりました。

東証1部の売買代金は2兆9302億円、
売買高は16億6275万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1325と、
値下がりは696、変わらずは62銘柄でした。
特別清算SQの取引を反映して、
商いは3兆円近くまで膨らみました。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

ゴールデンウィーク明けの週、最後に気持ちよい上昇を見せながら
終わることで、7週連続の陽線を作ったのは大きな意味があります。
短期的にみても、直近の持ち合いを明確に上に抜け、
75日線を25日線が下から上に抜けるゴールデンクロスを形成、
ファンダメンタル、テクニカル共に強気になるべきところに立っています。

来週も堅調な動きは続くでしょう。
まず、内部要因としては来週前半で決算のピークを過ぎます。
業績の堅調な動きは確認できていることから、
個別の銘柄というより、全体が硬い基盤に乗っているような感じで
市場を支えることになります。

外部要因としては、米国市場の堅調ぶりに加えて、
リスク要因の軽減が上昇を加速させる要因になります。
中東をめぐる地政学リスクはまだ温存していますが、
「6月のシンガポール」と決まった米朝首脳会談の平和モードは
今年の市場を揺さぶってきたリスク要因の一つが
終わりをつける予兆を出しています。

次は為替のリスク分析。
円安の流れが続きましたが、110円の壁にぶつかることで
円安が一服した為替の動きは日本市場の上値を抑える要因になります。
小売売上高、鉱工業生産、4月住宅着工件数、4月景気先行指数など、
週全般にわたって重要指標の発表が多く予定されていることから、
指標の結果が為替に与える影響によって市場への影響も見極める必要があります。

注目セクターは本日揃って上昇率トップを占めたハイテク関連、
トヨタの調整後の反発が予想される自動車、
底入れが鮮明になりつつある医薬品セクターです。

来週からは再び日本で皆様にお会いします。
投資に興味を持つ皆様、すでに一緒に勉強している皆様、
楽しみにしております。
ジョンに会いに来たいと思う皆様は、派手な広告を打たない
静かな入門セミナーでお会いすることができます。
http://www.tbladvisory.com/academy/schedule/

よい週末を!

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【各市場の動き】

日経平均(円)
  22,758.48 +261.30(1.16%)
NYダウ(休場)
  24,739.53 +196.99(0.80%)
ドル・円
  109.26 – 109.27 -0.67(-0.60%)
ユーロ・円
  130.25 – 130.29 -0.12(-0.09%)