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2018/05/21

2018年5月21日の日経概況

2018年5月21日の東京株式市場は3日続伸しました。
終値は前営業日比72円01銭(0.31%)高の2万3002円37銭でした。
節目として認識される23,000円を終値ベースで突破して
終わったことに意義をみることができた日です。
円相場が継続して円安に傾いた結果、大型・輸出銘柄に買いが入り
3ヶ月ぶりの高値を記録しましたが、
拡張を見せない取引量が懸念材料として残ります。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は申し訳程度の上昇になりました。
ダウ工業株30種平均は小幅に上昇して
前営業日比1ドル11セント高の2万4715ドル09セント、
ナスダック総合株価指数は続落して
前営業日比28.134ポイント(0.4%)安の7354.339で取引を終えました。

明確な方向性を持つより、米中の貿易交渉結果を
見極めたいとの様子見相場でした。
前日の終値を挟んだ動きに終始したダウは
下げ幅を広げる場面もありましたが、
ボーイングなど中国関連銘柄が買われたことで
前日の終値付近で引けました。

市場を拮抗させたのは金融銘柄、
米国の長期金利が低下したことで収益の圧迫要因を
懸念した売りが出ました。

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【日本市場の動向】

日本市場はリスク要因がポジティブな方向に振れたことで
買いが進みました。
まず、再燃して世界の注目を集めていた米中貿易摩擦は
中国が対米輸入の拡大に合意することで
買い安心感を与えました。

為替市場では4ヶ月ぶりの円安傾向で111 円台で推移、
機械、電気機器などの輸出関連銘柄に買いが入りました。
米中貿易摩擦問題の緩和を受けて、
アジア市場が全般的に好調な動きになったことも相場を支えました。

輸出関連が買われた一方、
保険、その他金融業などの金融銘柄、
水産などの内需型にも売りが広がりました。

日経の日足は上ひげを持つ短陽線を形成しました。
23,000円という節目を突破したので、
一回達成感が出たことでヒゲを残しながら引けました。

5日移動平均線の上で推移、
ボリンジャーバンドのバンドウォークも継続、
疑い余地のない上昇トレンドの継続です。

ただし、テクニカル的に意識されていた
23,000円を達成したので、
明日の午前中は達成感による下落をみせて、
午後から下げ止まる展開を想定することもできます。

商いはさらに減少4月17日以来の低調ぶり、
東証1部の売買代金は2兆1284億円、
売買高は12億9359万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1068、
値下がりは933、変わらずは82銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

テクニカル分析だけで考えると、
本日の動きは過熱感が懸念される動きです。
「押し目待ちに押し目なし」の格言通り、
日経の流れだけでみると一貫して上昇する形になっています。

ながらく節目として認識される数字を突破すると
多くの場合は一回下落をみせます。
しかし、今回の上昇は明日午前中くらいで
達成感による売りがこなしながら、再び上昇していく可能性が
高いのではないかと予想しています。

米中貿易摩擦が当分は落ち着きを見せる動きになった中で
円安は111円を突破してから加速、
外部環境の改善の中、
105円を想定レートとして業績予想を発表した企業に対しては
上昇修正の期待も高まる内部要因の改善も加わると
調整を入れながらも強い動きが続くとみられます。

23,000円を一時的に割り込んだ場合は、
逃げるよりはむしろ押し目を拾うチャンスとして使ってください。
相場が強くなるときに一層強さを見せる主力・輸出関連銘柄には
これからも利益のチャンスが残っています。
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【各市場の動き】

日経平均(円)
  23,002.37 +72.01(0.31%)
NYダウ(休場)
  24,715.09 +1.11(0.00%)
ドル・円
  111.30 – 111.31 +0.41(0.36%)
ユーロ・円
  130.70 – 130.74 -0.29(-0.22%)

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