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2018/06/01

2018年6月1日の日経概況

2018年6月1日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比30円47銭(0.14%)安の2万2171円35銭でした。
貿易摩擦への懸念が広がることで米国市場は大きく下げましたが、
日本市場は落ち着きを保ちました。
今夜の雇用統計結果とそれに対する米国市場の反応を
みてから動きたい様子見の姿勢が強く、
前日の終値を挟んでの動きに終始しました。
来週も不安定な動きが想定される中、
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は反落して
前営業日比251ドル94セント(1.0%)安の2万4415ドル84セント、
ナスダック総合株価指数も反落して
前営業日比20.336ポイント(0.3%)安の7442.117で取引を終えました。

貿易摩擦の引き金が引かれたような1日でした。
関税引き上げの適用を猶予してきたEUやカナダなどに対して
鉄鋼25%、アルミに10%の関税を上乗せする関税案を発動しました。

もちろんカナダやEUは報復関税の付加を警告しており、
交渉が難航すると貿易摩擦の激化は必至で、
海外事業の割合が大きい銘柄が売られました。

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【日本市場の動向】

日本市場は貿易摩擦の激化に対する懸念が
大きくは反映されず、
雇用統計発表に備えての様子見が支配的な動きでした。

前日の終値から下離れしてスタートしましたが、
終値まで接近、前日の高値を超えて上昇する場面も見られました。
上昇する要因になったのは為替市場で、
109円台まで進むと輸出関連銘柄を中心に買いが進みました。

午後に入っては様子見ムードに加えて、
明確な材料が見当たらず、
上昇幅を縮小させながら、小幅のマイナスで今週の取引を終えました。

トヨタを筆頭に自動車セクターが買われ、
石油・石炭製品、前日、この解説で注目のセクターとして
紹介した鉱業も上昇率3位に入りました。

日経の日足は長い上ひげを持つ短陽線を形成しました。
前日の安値を切り上げ、高値も切り上げる上昇の形になりましたが、
上髭が長い形なので、強い上昇にまでは至りませんでした。

前日より高値付近はボリンジャーバンドは+1σが意識され
安値は22,000円を保つように支えられています。
週足は2週連続の陰線を形成、
来週は節目の26週移動平均線が支えになってくれるかが
確認のポイントになりそうです。

東証1部の売買代金は2兆6512億円、
売買高は16億599万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は884、
値上がりは1127、変わらずは73銘柄でした。
指数は下落、上昇が上回る状況でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

今週は先週末に予想した通り、
乱高下を繰り返す不安定な相場でした。
来週もその様子は変わらなさそうです。

まず、世界が注目しているのは翌々週の6月12-13に予定されているFOMC、
追加利上げがあるかないかというよりは、
あるのはほぼ確実だとみられ、織り込み済みだと思うのがよいでしょう。
実施有無よりはその内容が
どれだけのインパクトのあるものなのかで左右されます。

加えて、6月12日は米朝首脳会談が予定されていることで、
12日を過ぎると市場の先行き不透明感はかなりの割合で
払拭されることと予想されますが、
逆に考えると、来週は米朝首脳会談の実施有無、
拡散する貿易摩擦、
まだ完全には消えてない欧州発の政局不安など
一つのニュースで一喜一憂する動きはいくらでも想定できます。

来週一週間のうちに完結する短期トレードを目指すなら、
トレンド転換して上昇トレンドをしっかり見せるものを 買って、
大きく上昇する場面ですかさず売る機敏さが要求されるでしょう。

もうちょっと大きな局面で考えるなら、来週以降に備えて、
ファンダメンタル的にしっかりして、
割安として判断されやすいテクニカル上の位置に来ているものを
選定してじっくり構えるのがよいでしょう。

前日紹介した鉱業セクターが今日急激に買われていたことで、
どうしてわかりましたか?という質問も多く頂きましたが、
上述した目線でみると見えてきます。

よい週末を!

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  22,171.35 -30.47(-0.14%)
NYダウ(休場)
  24,415.84 -251.94(-1.02%)
ドル・円
  109.12 – 109.13 +0.36(0.33%)
ユーロ・円
  127.50 – 127.54 +0.13(0.10%)