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2018年6月13日の日経概況

2018年6月13日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比88円03銭(0.38%)高の2万2966円38銭でした。
続伸しましたが、今後続くイベントに備えて
様子見する動きが強くなっている印象です。
2回に渡って抵抗にあっている23,000円の壁も
相変わらず硬く立ちはだかるので、
週後半のイベントによるサポートが強く求められます。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は5営業日ぶりに反落しました。
ダウ工業株30種平均は5営業日ぶりにわずかに反落して
前営業日比1ドル58セント安の2万5320ドル73セント、
ナスダック総合株価指数3日続伸して
前営業日比43.869ポイント(0.6%)高い7703.794で取引を終えました。

注目を集めていたという割には
米朝首脳会談の結果はほとんど材料視されませでした。
小幅の反落ではありますが、
方向感の乏しい展開と考えるのが妥当なようで、
プラスに浮上する場面もあるなど
わかりづらい動きに終始しました。

首脳会談の後に注目されるのは13日まで開催されるFOMC,
メンバーの発言内容を見極めたいとの雰囲気が市場を支配しています。

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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場の方向感のない動きを受けて、
小動きでスタートしました。
米朝首脳会談の結果が反映されたのは
株式市場ではなく、為替市場。
1ドル=110円台の円安が進むことで、
自動車など輸出・大型銘柄に買いが入り、100円超える上昇も見られました。

ただ、FOMCの結果を見極めたいとの心理が強く、
積極的に上値を追う動きはみられませんでした。

自動車、空運業に買いが入る他、海運、不動産、サービスなどにも
資金が入りました。
一方、その他製品、金属、石油・石炭などは
厳しい動きを強いられました。

日経の日足は上ひげを持つ短陽線を形成しました。
陽線ではありますが、前日の陰線に包まれる持ち合いで、
下値が+1σに支えられながら、
ボリンジャーバンドのバンドウォークに入るサインを出しました。

25日移動平均線が上向き、一目均衡表は三役好転が成立中で
申し分のない上昇トレンドのサインを出していますが、
23,000円の壁はそろそろ超えて欲しいタイミングでもあります。

商いは様子見を反映して増えることないまま、
東証1部の売買代金は2兆2489億円、
売買高は11億9857万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1286、
値下がりは703、変わらずは100銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

今月に入って最大のイベントが迫ってきました。
FOMCとパウエルFRB議長の会見です。
ここまで何回も言ってきたように、
今回の利上げは確実視されるし、市場にはすでに折り込み済みです。

注目されるのは、今後の利上げフェーズが早まるか、
現状維持なのかです。
利上げフェーズの早まりと見られ、株式市場から
資金がシフトして出て行く場合は、
日本の方にも少なからずの影響を与えるでしょう。

逆の場合は、23,000円の壁を一気に
うわ抜きする可能性が高いです。
そうなると強い上昇トレンドの再スタート。

よって、戦略はそのままで、

「23,000円の節目を突破すると、
主力・優良銘柄に買いが集まりやすいので、
内需型とともに、大型・優良銘柄に注目です。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  22,966.38 +88.03(0.38%)
NYダウ(休場)
  25,320.73 -1.58(0.00%)
ドル・円
  110.61 – 110.62 +0.30(0.27%)
ユーロ・円
  129.91 – 129.95 -0.18(-0.13%)

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