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2018年6月21日の日経概況

2018年6月21日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比137円61銭(0.61%)高の2万2693円04銭でした。
米国市場のダウが7日続落しましたが、ナスダックは反発、
方向感なしの展開を見せながら下げが弱まりました。
日本市場は3桁の上昇を続けましたが、
主力銘柄の一部に買いが限定されまだ強いトレンドの形成とは言えない状況です。
今後の投資戦略を含め、
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は7日続落しました。
ダウ工業株30種平均は7日続落して
前営業日比42ドル41セント(0.2%)安の2万4657ドル80セント、
ナスダック総合株価指数は反発して
前営業日比55.930ポイント(0.7%)高の7781.515で取引を終えました。

7日続落は2017年3月以降の軟調な動きです。
下落はしたものの、下げ幅は限定的になり、
売られ過ぎを意識した買いも入ったことで
方向感なしに推移したと分析するのが妥当でしょう。

主力銘柄に売りが出る中、
フェイスブック、アマゾンなどのハイテク関連には買いが入ることで
ナスダック指数は反発しました。

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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場との乖離を鮮明にしてきました。
米国市場が7日続落と厳しい動きになる中、
円安を好感して買いが先行してスタートしました。

全体的に買われていくというよりは
一部主力銘柄が買われて指数を支えたという印象が強くなりましたが、
しっかり3桁の上昇は確保しながら本日の取引を終えました。

節目の22,500円を割り込んでから早いスピードで
戻ってきて、節目の値段を回復しましたが、
広い範囲で買われて行くことで市場をサポートする
動きが欲しいタイミングです。

トレンド転換ですので、まだ上昇モードへの復帰とは
断定することができず、
明日、本日の高値を抜けて上にいくと
上昇継続として判断することができます。

前日は「3/26日から5/21までの上昇幅に対する
フィボナッチ分析では75日線と61.8%が重なるので、
テクニカル的には22,080円-22,020円で止まってくれるかが
確認のポイントになります。」と解説、
22,167円を直近の安値として切り返してきたので、
トレンドはまだ力があると考えることができるでしょう。

東証1部の売買代金は2兆5002億円、
売買高は14億251万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は713、
値下がりは1303、変わらずは75銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

2日連続上昇して明日も上昇を確保するなら
週間では上昇することになりますが、
市場では強いエネルギーを感じられません。

本日の騰落数をみると値上がり銘柄数は713に対し、
値下がりは1303、上昇銘柄が37%にとどまり、
一部の銘柄が強く物色されたことがわかります。

このことはTOPIXが反落し、
前日比2.12ポイント(0.12%)安い1750.63で終えたことや
JPX日経インデックス400も反落したことにも現れています。

一部銘柄に偏るのは望ましい動きではありませんが、
上昇トレンドに戻る時は、主力銘柄が先に買われ、
徐々に全銘柄に広がるのがよく見られる傾向なので、
敬遠していた大型・主力銘柄に、転換の買いを検討して
みるのがいいでしょう。

一方、空売りは短期的に利益を重ねてきましたが、
一回戻りを試すタイミングに入ったので、
利益確定の買い戻し注文はもれなく入れておきましょう。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  22,693.04 +137.61(0.61%)
NYダウ(休場)
  24,657.80 -42.41(-0.17%)
ドル・円
  110.41 – 110.42 +0.20(0.18%)
ユーロ・円
  127.83 – 127.87 +0.25(0.19%)

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