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2018/08/27

2018年8月27日の日経概況

2018年8月27日の東京株式市場は5日続伸しました。
終値は前営業日比197円87銭(0.88%)高の2万2799円64銭でした。
注目を集めていたパウエルFRB議長の講演内容は
利上げペースが早まらないハト派的の内容として取られ
米国市場が上昇、その流れを引き継ぐとともに
アジア市場の堅調ぶりも背中を押しました。
リスク要因が健在の中でも堅調なスタートを切った日経、
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】

米国市場は続落しました。
ダウ工業株30種平均は3日続落して
前営業日比ドル133ドル37セント(0.5%)高の2万5790ドル35セント、
ナスダック総合株価指数も反発して
前営業日比67.516ポイント(0.9%)高の7945.975で取引を終えました。

ナスダック総合株価指数は7月25日に付けた
過去最高値を約1カ月ぶりに更新しました。
ジャクソンホールシンポジムでパウエルFRB議長の
講演内容が利上げペースを速めるないことに解釈され
株式市場に資金が流入しました。

同時に注目されていた米国と中国の貿易摩擦をめぐる協議は
目新しい材料はありませんでしたが、
大きな波乱なく終わったということが好感されました。

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【日本市場の動向】
日本市場は上場した米国市場の流れを引き継ぎました。改行 上海などアジア市場が堅調な動きになったことも 日本市場の上昇を後押ししました。

パウエル議長の講演が株式市場に有利な方向として
解釈され、日本市場は主力大型銘柄を中心に
買いが進みました。

為替市場が円安基調を維持、円高に振れなかったことが
好感され自動車など輸出関連銘柄に買いが進んだことも
市場を押し上げましたが23,000円を目の前にしては
一回様子見に入ることで上値は限定的でした。

非鉄金属、石油・石炭製品、電気機器が
上昇率上位を占め、パルプ・紙が変わらずの強気、
一方、空運、海運、鉱業などが下げました。

日経の日足は上ヒゲを持つ陽線を形成しました。
前日の終値から上放れしてスタート、
そのまま高値付近まで上昇して終わり、
2日連続でギャップを形成しました。

5/22,6/12, 7/18で形成される
上値抵抗線に接近しました。
高値ではこの上値抵抗線とボリンジャーバンドの+2 σてとまりました。
明日も今日の高値を抜けて上に行くと、 今年4番目の23,000円突破に挑戦します。 テクニカル的には4回以上挑戦すると抜けるタイミングだと言われますが、
達成した後は達成感による利益確定も出やすいので
急変には注意するのがよいでしょう。

商いは7営業日連続で2兆円を下回り、
東証1部の売買代金は1兆8434億円、
東証1部の売買高は10億4583万株、
値上がり銘柄数は1767、
値下がりは273、変わらずは65銘柄でした。
兆円割れは、2017年8月21日~29日の
7日連続に並びました。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

今日の上昇で注目を集めるのは2つ、
まず、テクニカル的には煮詰まってきたことです。
今年から大きい三角保ち合いを作りましたが、
その上辺に近づくとともに23,000円抜きに挑戦しています。

もう一つのポイントは米国の好調な動きを
やっと素直に受け入れるようになったことで、
底値が非常に強く守られていることです。

リスクに対する耐性ができているというのは
先週末にも解説した通りで、
米国市場の好調→日本市場は苦しむという構図が崩れました。

自国の大統領が弾劾される可能性が出たにも関わらず、
米国はむしろ上昇で解答、
中間選挙までは実現しないから安心しているのか、
弾劾が「灰汁抜き」になるとみているのか。

その一方、7日連続の2兆円割れを見せる商いの少なさが心配されますが、
まだ割高感が出ないことに貢献する面もあるので
そこまで大きく心配する必要はないでしょう。

このようなタイミングでは教科書に戻り
「業績が堅調なのに不当に売られ過ぎで、
割安な状態で放置されている主力銘柄」をしっかり物色するのが
正しい戦略と考えています。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  22,799.64 +197.87(0.88%)
NYダウ(ドル)
  25,790.35 +133.37(0.51%)
ドル・円
  111.15 – 111.16 -0.24(-0.21%)
ユーロ・円
  129.08 – 129.12 +0.36(0.27%)