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2018年9月19日の日経概況

2018年9月19日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比251円98銭(1.08%)高の2万3672円52銭でした。
中国向け追加関税3弾が日本市場ではネガティブに働かず、
米国市場が幅のある反発を見せました。
日本市場もその流れを反映すると同時に為替市場が円安方向に動いたことで
上昇幅は400円達しました。
上値が24,000円台に近づくと利益を確定する売りが出たことで
上値は重く、上昇幅を縮小させながら引けました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は反発しました。
ダウ工業株30種平均は反発して
前営業日比ドル184ドル84セント(0.7%)高の2万6246ドル96セント、
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発して
前営業日比60.315ポイント(0.8%)高の7956.107で取引を終えました。

ナスダック総合株価指数は1月29日以来の高値を記録しました。
追加関税の3弾という悪材料にもかかわらず日本市場がしっかり
米国市場はその動きを反映しました。

前日ナスダックを引き下げたアマゾン・ドット・コムが反発、
エミー賞で23の賞を受けたことが好感されたネットフリックスが
大きく上昇したこともナスダックを押し上げる要因になりました。

ボーイングなどの中国関連が躍進したことは
日本市場にも影響することになります。

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【日本市場の動向】
日本市場は外部環境の改善とともに大幅に続伸しました。
対中追加関税の第3弾が発表されたのにかかわらず前日の日経の上昇、
米国市場がそれを好感して幅のある上昇、
日本市場は再び米国市場を反映するポジティブの循環が始まりました。

上げ幅は400円を超え、次のターゲットとなる
24,000台を視野に入れましたが、上値では失速、
それでも23,500円以上をキープして引けました。

悪材料出尽くしと認識された中国関連が多く入っている
機械セクターが伸び、保険、石油・石炭にも
上昇の勢いが続きました。

日経の日足は上ヒゲを持つ陰線を形成しました。
陰線引けですが、前日の日足から上放れしてギャップを形成、
強い上昇相場の継続を示しました。

ボリンジャーバンドの+2σを飛び出したスプラッシュ状態ですが、
明日はギャップを空けながら下げてくると、
本日の日足がアイランドリバサルとして残されて
短期・スピードの早い調整を挟むことになります。

商いは本日も3兆円近くまで伸び、
東証1部の売買代金は2兆9670億円、
売買高は16億235万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1775、
値下がりは279、変わらずは54銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

日経225がRSIなどの指標を通じて
過熱感のある水準まで近づいてきた一方、
マザーズの失速は目立つものがあります。

マザーズ市場に大きな影響力を持つそーせいグループの
ストップ安が響き、市場全体への影響が懸念されましたが、
日経225まで波及するには至らず、
主力株に加えて、押されていた中国関連にも買いが広がりました。

短期的に1,000円以上の上昇幅で飛ばしてきましたが、
一回調整を挟むサインは出ました。
本日の午後から機関投資家および個人投資家が利益を確定する動きで
上値が重く推移しました。
まだ確定ではありませんが、本日のギャップを反対に埋めながら
下げる動きが出ると短期的に調整を挟むことになります。

利益確定の注文は逆指値でしっかり入れておきましょう。
特に空運業は前日までの上げ幅が大きかった上に、
本日は失速も早く進む傾向が見られたので、
調整入りもスピードが早まるので警戒が必要です。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  23,672.52 +251.98(1.08%)
NYダウ(ドル):
  26,246.96 +184.84(0.70%)
ドル・円
  112.35 – 112.36 +0.39(0.34%)
ユーロ・円
  131.39 – 131.43 +0.61(0.46%)

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