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2018年9月20日の日経概況

2018年9月20日の東京株式市場は小幅に続伸しました。
終値は前営業日比2円41銭(0.01%)高の2万3674円93銭でした。
米国市場が幅のある上昇を見せることで
上昇を続けましたが、直近の急ピッチな上昇から
利益を確定する売りも出て、拮抗する動きが終日続きました。
ナスダックが反落したことで半導体関連銘柄に売りが出ましたが、
投資家心理はリスクオンが続いているので
次の波はより大きくなる可能性が高いでしょう。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は続伸して
前営業日比ドル158ドル80セント(0.6%)高の2万6405ドル76セント、
ナスダック総合株価指数は小幅に反落して
前営業日比6.069ポイント(0.1%)安の7950.038で取引を終えました。

前日に引き続き貿易摩擦の懸念が後退したことや
新興国経済に対する先行き不透明感が緩和され
強い動きを続けました。

ダウ工業株30種平均は1月29日以来7カ月半ぶりの高値を記録、
前日は反発したアマゾン・ドット・コムが反落した
ナスダックは小幅の下落で終わりました。

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【日本市場の動向】
日本市場は前日の終値を挟んだ動きで
利益確定を優先する動きになりました。
貿易摩擦問題解決に積極的な発言が見られるなど
ポジティブ材料が出ると100円近くまで上昇する場面がありましたが、
急ピッチで上昇してきた直近の相場を反映して
利益確定を優先する売りが上昇幅を打ち消しました。

自民党総裁選の結果が伝わると材料の出尽くし感から
マイナスに転じる場面もありましたが、
前日の終値を挟んでの拮抗が続きました。

コマツや日立建機など中国関連銘柄に買いが入り、
米国長期金利の上昇を受けて、銀行セクターが物色されました。
前日まで大きく買われていたパルプ・紙業界には
売りが広がりました。

日経の日足は上ヒゲを持つ短陰線を形成しました。
高値と安値も切り下げて、高値圏での持ち合いになりました。
ここでも実体が離れて下の方にふれると
アイランドリバサルが成立する構造はまだ有効です。

スプラッシュが継続していますが、
前日の高値を超えられなかったので、
上昇の勢いが一服する可能性が高くなってきました。

急変に備えて利益確定または損失限定の注文は
しっかり設定しておきます。

商いは本日も3兆円近くですが、超えることができず、
東証1部の売買代金は2兆9830億円、
売買高は16億7342万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1090、
値下がりは932、変わらずは86銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

明日は3連休前の週末取引で、通常の場合は
利益確定を優先して下げる傾向が見られます。
一方、現在の強い相場では午前中に利益をとって
再び買いを入れる動きも想定できます。

利益が乗ってきたポジションを手放し、
資金が増えた状態では次の買い場でポジションを増やすので
さらに上昇の流れを強めることにもなります。

自民党総裁選の結果が出たことで
政局安定が好感され外国人の買いが増えることで
来週以降は上昇幅を広げる可能性があるので、
出遅れていた不動産、建設、繊維製品などにも
注目が集まりやすく、銘柄の選定の参考にしてください。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
23,674.93 +2.41(0.01%)
NYダウ(ドル):
26,405.76 +158.80(0.60%)
ドル・円
112.19 – 112.20 -0.13(-0.11%)
ユーロ・円
131.25 – 131.29 -0.17(-0.12%)

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