2018年9月26日の東京株式市場は8日続伸しました。
終値は前営業日比93円53銭（0.39％）高の２万4033円79銭でした。
今年1月23日の２万4124円以来、8ヶ月ぶりに24,000円を突破しました。
終値でもしっかり24,000円をキープして活況ぶりを見せました。
明日は節目を超えたという達成感による売りも出るタイミングですが、
まだ大きく下げるような動きはみられないので、
利益を伸ばしていくことに集中する戦略が必要です。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は続落しました。
ダウ工業株30種平均は2営業日続落して
前営業日比69ドル84セント（0.3％）安の２万6492ドル21セント、
ナスダック総合株価指数は続伸して
前営業日比14.223ポイント（0.2％）高の8007.471で取引を終えました。
長期金利が3.11%まで上昇したことを受け、
銀行株に買いが入ったことを背景に朝方は
買いが先行しました。
買いが一巡した後は26日まで予定されている
FOMCの結果を見極めたいとの流れが
利益確定の売りに繋がりました。
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【日本市場の動向】
日本市場は午前下げ、その後買いの流れにつながりました。
前日が権利確定の最終取引日で、
本日は権利落ちの売りが出る日、
150円ほどの下げ効果があると推算されることから
朝方は売りが先行してスタートしました。
一回利益確定に動いた資金が他の市場に流れず
そのまま戻ってきて午後はプラスに転じた後、
1月23日の２万4124円以来、8ヶ月ぶりに24,000円を突破して
終値でも24,000円をキープして取引を終えました。
石油・石炭製品、水産・農林業、精密機器に買いが進み、
その他金融、銀行、証券などの金融が弱い動きになり、
海運業も下落率1位と沈みました。
日経の日足はヒゲがほとんど見えない陽線を形成しました。
高値と安値を明確に切り上げながら節目の
24,000円も突破してきました。
前日は「高値付近では24,000円と先週末の高値が意識されるので、
一回抵抗にあって調整を見せてもおかしくない流れですが、
下値も限定的で、一気に抜ける可能性も出てきました。」と解説、
一気に抜ける方向に振れてきました。
終値で24,000円突破してきたという強気と
達成したので一回休んで行こういう心理が拮抗するのが
明日の動きです。
さらに上に行くと思う買いが勝つと
上昇の勢いはさらに早くなることが予想されます。
もちろん、一回調整に入って全く問題のないタイミングなので、
達成感による利益確定が出たとしても驚く必要はありません。
東証１部の売買代金は売買代金は概算で２兆9670億円、
売買高は14億8930万株でした。
東証１部の値上がり銘柄数は1049、
値下がりは918、変わらずは64銘柄でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
8ヶ月ぶりに24,000円を突破してきましたね。
前日のテクニカル分析では早期に上値を抜けてくる可能性について
解説しましたが、早くもそれを抜けてきました。
めでたい日ですが、悪材料もつきもので、
日本を支える自動車産業で悪材料が続いています。
“スズキ、検査データ書き換え”
（https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35768990W8A920C1000000/?nf=1）
スズキの本日-307円、-4.46%
“日産が完成車検査で新たな不正、検査未実施や書き替え”
（https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35769480W8A920C1XA0000/?nf=1）
日産自動車の本日-45.5円、-4.14%
すでに出てきた問題で悪材料がそろそろ忘れられる時期かと思い
株価もいい回復軌道に乗ってきましたが、残念な結果になりました。
日本を代表する製造業における不祥事は市場全体に影響しますが、
今はポジティブが支配する相場で、
さらに上昇して24,000円を突破したというのは
市場の心理が強気に傾いていることを示しています。
過熱感は常に意識しながら、利益確定を急ぐ必要はなく
毎日利益を確保するところに引き上げて行く戦略だけで大丈夫です。
TOPIXが8日ぶりに反落して、
中型には短期の利益確定が進む可能性があるので、
利益は確実にとっておきましょう。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
24,033.79 ＋93.53(0.39%)
NYダウ（ドル）：
26,492.21 －69.84(－0.26%)
ドル・円
112.78 – 112.79 －0.14(－0.12%)
ユーロ・円
132.69 – 132.73 －0.21(－0.15%)