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2018/10/10

2018年10月10日の日経概況

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2018年10月10日の東京株式市場は5営業日ぶりに反発しました。
終値は前営業日比36円65銭(0.16%)高の2万3506円04銭でした。
売られ過ぎのサインがでたことで、
直近の過熱感を解消する動きがそろそろ終わりを見せ始めました。
中国との貿易摩擦についてトランプ氏から発言が出ましたが、
大きな材料にはならず、米国市場、日本市場共に反応は限定的でした。
トレンド転換タイミングにおいての投資戦略を含め、
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は反落して
前営業日比56ドル21セント(0.2%)安の2万6430ドル57セント、
ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに小幅反発して
前営業日比2.067ポイント高の7738.016で取引を終えました。

再びトランプリスクの顕在化です。
中国への制裁関税を9月に発動したばかりですが、
それに対して報復関税を課した場合は
残りすべての輸入品に追加関税を課すと改めて述べたことが
嫌気され売りが広がりました。

貿易摩擦関連なので、キャタピラーなど
中国関連銘柄に売りがでました。
ナスダックは直近の下げから自律反発を狙う買いが入りましたが、
上げ幅は限定的で方向感のない動きでした。

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【日本市場の動向】

日本市場はトランプ氏の発言を背景に
米国市場が反落したことで心理が悪化、
方向感のない動きに終始しました。

コマツ、ファナックなどの中国関連銘柄で
売りが広がりましたが、小売業の一部銘柄が物色され
投資資金が集中、プラスを確保しながら引けました。

前日に引き続き水産・農林業、小売業など内需株に物色が進んだ他、
その他金融業、保険業など金融の一角に買いが入りました。
一方、中国関連、輸出関連は厳しい動きで、
自動車、鉄鋼などが大きく売られました。

日経の日足は上下ヒゲを持つ短陰線を形成しました。
前日の高値は切り上げ、安値は切り下げる持ち合いで、
多くの銘柄でも同じ動きが見られました。

下げの流れが一回止まるサインで、
安値は25日線をタッチして綺麗に戻り、
眺めの下ひげを作りました。
下げ止まりのサインではありますが、まだトレンド転換はしていません。

一旦下げ止まりのサインは出たことで、
空売りは保持しつつ、トレンド転換を準備する
上昇銘柄にも再び視線を与えるタイミングです。

東証1部の売買代金は2兆6330億円、
売買高は13億4506万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1137、
値下がりは894、変わらずは79でした。
売買代金は東証のシステム障害が発生した前日よりも少なく、
3兆円を割り込み、投資家が様子見に入っているのが伺えます。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

前日の解説では米国市場が落ち着いてくれれば
下げ止まり、トレンド転換して上昇トレンドに戻る
可能性があるタイミングと説明しました。

実質的に上昇はしていませんが、動きが小さくなり
波乱は見られなかったことで、一回下げ止まりの感じはでました。
直近の800円ほどの下げから考えると
自律反発が出てもおかしくないタイミングでしょう。

トランプ氏がまた法螺を吹いてきましたが、
日米とも反応は限定的で、「はいはい、もう慣れましたよ」的な
感じが伝わってきます。
それから考えると貿易摩擦関連ではよほどの強い材料ではなければ
市場が大きく下げることも当分はないと予測します。

トレンドが転換するかしないかの際どいタイミングなので、
注目する業種について考えてみましょう。

本日の上昇、下落率のランキングを見ると
両方とも小売業関連が多く含まれています。
変動性が高まってきたということなので、
注目する価値はあるでしょう。

また、売買代金の増加では3メガバンクが上位に入っています。
市場全体がトレンド転換を準備するので、
こちらもトレンド継続として注目していいでしょう。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  23,506.04 +36.65(0.16%)
NYダウ(ドル)
  26,430.57 -56.21(-0.21%)
ドル・円
  113.18 – 113.19 -0.12(-0.10%)
ユーロ・円
  130.15 – 130.19 +0.15(0.11%)