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2018/10/12

2018年10月12日の日経概況

2018年10月12日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比103円80銭(0.46%)高の2万2694円66銭でした。
前日の米国は大きく続落、500ドルを超える下げ幅を引き継ぎ
安くスタートしましたが、アジア市場の堅調な動きをみて
午後からプラスに転じ、そのまま3桁の上昇を確保しながら終わりました。
週間ベースでは大きく下げて不安定さが明確になった市場は
来週も乱高下を伴う動きが続くことが予想されます。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は大きく続落しました。
ダウ工業株30種平均は3日続落して
前営業日比545ドル91セント安の2万5052ドル83セント、
ナスダック総合株価指数も続落して
前営業日比92.989ポイント安の7329.061で取引を終えました。

ダウ工業株30種平均は7月23日以来、
2カ月半ぶりの安値を記録。
ナスダック総合株価指数は5月8日以来、
5カ月ぶりの安値で終わりました。

貿易摩擦などの材料が悪化した心理を反映して引きずり、
本日も500ドルを超える下げ幅を見せました。
悪化した心理は恐怖指数と呼ばれるVIXに現れ、

前日比8.8%の上昇、
不安心理の高まりを示す20を超え24.98で終えました。
2月中旬以来の高さでした。

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【日本市場の動向】

日本市場は自律反発の動きになりました。
米国市場が連日で500ドルを超える大幅な下落になり
売りが先行してスタートしましたが、
アジア市場が堅調な動きになることを確認すると

押し目を狙う買いが入ってきました。
日経は先週からの下げ幅が売られ過ぎを示すところまで進んで
自律反発の動きにはなりましたが、
積極的に買いを入れる動きにはならず、
上げ幅は限定的でした。

厳しい動きになっていた電機機器が一時的な買いで上昇、
機械、情報・通信業、精密機器などにも買いが入りました。
一方、支えになっていた小売、倉庫・運輸関連、医薬品など
内需関連銘柄には売りが入りました。

日経の日足は短い上ヒゲを持つ陽線を形成しました。
終値では上昇しましたが、
前日の日足から高値と安値は切り下げたので、
テクニカルの形では下落です。

日足は200日移動平均線をまたがって形成され、
高値で75日線まで近づき、抵抗にあって止まりました。
上昇したと言って安心できる流れではなく、
さらに下げることも可能な形です。

トレンド転換が確認できるまでは
直近の底だと錯覚して大きく買って行くような
タイミングではありません。

商いは3兆円台を拡幅、
東証1部の売買代金は3兆3416億円、
売買高は16億8884万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1130、
値下がりは926、変わらずは53でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

本日は形上で下落になったものの
後場の動きが希望の兆しになってくれました。
朝はまたギャップを開けてスタートしましたが、
後場に入ってプラスに転じると、そのまま3桁の上昇で終わり
米国市場の500ドルを超える下落から考えると
よく守ってくれたという感想が先立ちます。

日本だけでなく、アジア市場全体が硬く維持したことから、
世界全体で破滅的な暴落が続く同時株安は一旦止まったと言えます。
しかしまだ安心は早いでしょう。

米国市場がまだ落ち着いてないことは
いつでも大きな波乱を与える要因となります。
逆に今夜と来週初の米国市場が落ち着きを取り戻し
他の市場にも安堵感が広がると、
押し目買いから初めてトレンド転換して再び上昇に戻る可能性が高いとみられます。

ここまでの状況を踏まえると、来週は乱高下を繰り返す
不安定な動きになると予想します。
大きく売られたので安値は限定的になると予想する向きもありますが、
「米国市場が落ち着けば」という前提が必要になります。

米国市場の下げはまだ確認されてないので、
ここでさらに悪材料が出ることで下げを深める場合は
世界的にももう一度厳しい動きをみることになるでしょう。

日本は決算相場が続き、材料が出た銘柄に資金がむきやすく、
米国市場も決算発表がスタートします。
底値を切り上げて徐々に戻す業種を狙うなら
下落率の大きかった繊維製品、非鉄金属、電機機器が狙い目です。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  22,694.66 +103.80(0.46%)
NYダウ(ドル)
  25,052.83 -545.91(-2.13%)
ドル・円
  112.30 – 112.31 +0.08(0.07%)
ユーロ・円
  130.17 – 130.21 +0.67(0.51%)