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2018/10/23

2018年10月23日の日経概況

2018年10月23日の東京株式市場は大幅に反落しました。
終値は前営業日比604円04銭(2.67%)安の2万2010円78銭でした。
8月13日以来およそ2カ月ぶりの安値です。
米国市場に影響を与えた影響が日本市場で増幅しています。
中国の減速懸念に加えて、サウジ関連で米国との対立が進むことに対する
警戒心が広がった結果600円を超える下げ幅になりました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は反発しました。
ダウ工業株30種平均は反落して
前営業日比126ドル93セント(0.5%)安の2万5317ドル41セント、
ナスダック総合株価指数は4日ぶりに反発して
前営業日比19.603ポイント(0.3%)高の7468.629で取引を終えました。

米中貿易摩擦が主な市場の懸念事項でしたが、
今回は複合的な要因が市場を揺さぶっています。
イタリアの財政不安が再びくすぶることや、
サウジとの関係悪化が懸念され
JPモルガン・チェースを始めとする金融銘柄に売りがでました。

サウジが絡むことから原油関連のリスクも意識され
エクソンモービルなどの資源関連銘柄にも
売りが広がりました。

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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場の下げを受け、
売りが先行してスタートしました。
始値をわずかに上回る場面もありましたが、
中国関連、サウジ関連など世界的にリスクが広がることが意識され
下げが加速しました。

一時的に支えの節目になることが期待された
22,000円を割り込みましたが、
支えたいとの気持ちが強く一旦22,000円を回復して終わりました。

22,000円近くになってくると節目買いが入ることも
予想されましたが、先物主導の売りが継続して
本日の安値付近で終わりました。

日経の日足は髭をほとんどもたない陰線を 形成しました。
高値と安値を切り下げ、形でも下落を記録した他、
節目の22,000円を一時的に割り込んだのは
心理的にも悪化する要因になります。

前日は、「ここを上にぬけてくると、持ち合いの中に戻ってきて
再び上を目指しますが、
逆にここで下に向かって反転すると厳しい下げが戻ってくる
可能性があります。」と解説、分岐点に来ていることを示しましたが、
下の方に振れてしまいました。

売られ過ぎのサインは出ていますが
当分は不安定な動きが続きますので、
積極的な買いは控える時間帯にきました。

東証1部の売買代金は2兆5724億円、
売買高は14億528万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は2015、
値上がりは79、変わらずは14銘柄でした。
全体の9割が値下がりする全面安の様子でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

国際がらみの代表的なリスクには
1.カントリーリスクと2.地政学的リスクの2つのあります。
1.カントリーリスクはその国家の中に内在するリスクで
政治的なリスクや、デフォルト(債務不履行)などを指します。

2.地政学的リスクはわかりやすく言えば北朝鮮をめぐってのリスクで、
複数の国が絡むので余計に解決が難しく
先行きの見通しが立てにくいという属性を持ちます。

特に今は中国VS米国、サウジVS米国のように
米国を共通項として、複数の国が絡むリスクが進行中です。
しかもそれは世界の経済に大きな影響を与える大国で、
サウジの行動は原油輸入国の日本の経済にも直接影響を与えて来るものです。

個人にできることはなにもないのではないでしょうかという相談もありましたが、
自分がコントロールできることにフォーカスするのが大事です。
中国関連銘柄に厳しい動きが見られましたが、
米中問題の影響が本格的に反映されるのは
むしろ次の四半期GDPからだと推測されるので、
中国関連の銘柄には今年末までは油断できません。
慎重になってください。

同時にサウジが絡むことで金融、原油銘柄にも
不安定生が増すので、対処が難しい、またはどのように対処すればいいか
想像すらできないというなら
当分は遠くから眺めているのがよいでしょう。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  22,010.78 -604.04(-2.67%)
NYダウ(ドル)
  25,317.41 -126.93(-0.49%)
ドル・円
  112.26 – 112.27 -0.49(-0.43%)
ユーロ・円
  128.88 – 128.92 -1.15(-0.88%)