TOPICS

2018/11/02

2018年11月2日の日経概況

2018年11月2日の東京株式市場は大幅に反発しました。
終値は前営業日比556円01銭(2.56%)高の2万2243円66銭でした。
1月4日の741円高に次ぐ2018年2番目の上昇幅で、
22,000円台を大きく上にぬけて、10月22日以来の高値レベルです。
米国市場が続伸したことを受け、反発でスタート、
午後に入ると米中貿易摩擦に関して好感されるニュースが入ったことで
上昇幅を広げました。
来週は中間選挙に左右される1週間になりますが、底値は固いことが予想されます。
本日も最後までしっかりお読みください。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【米国市場の動向】
米国市場は3営業日続伸しました。
ダウ工業株30種平均は続伸して
前営業日比264ドル98セント(1.1%)高の2万5380ドル74セント、
ナスダック総合株価指数も3営業日続伸して
前営業日比144.249ポイント(2.0%)高の7305.899で取引を終えました。

前日に引き続き、主要銘柄が好調な業績を発表したことや
貿易摩擦関連で前向きなニュースが出たが好感されました。
トランプ氏が中国との電話会談で
進展があるような発言を流したことで
投資家心理がリスクオンに傾きました。

ボーイング、キャタピラーなどの中国関連銘柄が上昇、
市場予想を超える決算を発表したダウ・デュポン、
引け間際に発表したアップルなどが上昇することで
市場は強気に動きました。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【日本市場の動向】

日本市場は外部・内部が揃って上昇を作ってきましたが、
午後から入った外部要因が市場をリードしました。
米国市場の大幅の上昇と中国関連銘柄が注目される材料を背景に
電気機器、精密機器、通信などが上昇しました。

午後になると、トランプ氏が中国の主席との
貿易合意に向け、草案作りを関係閣僚に指示したと報じたれたことで
上昇幅を広げました。
上昇幅は一時600円まで広がる場面がありましたが、
550円台に落ち着いて終わりました。

1月4日の741円高に次ぐ2018年2番目の上昇幅でした。

日経の日足は短い上ひげを持つ中陽線を形成しました。
前日の高値と安値を切り上げる明確な上昇の形で、
節目の22,000円を突破、
10/24と10/25の間に空いたギャップを埋めました。

テクニカル的には25日移動平均線が75日線を本日でタッチして
来週はデッドクロス、本日の高値すぐ上には200日線があるなど
抵抗になるポイントはいくつも存在しているのが現状です。
週足では2週間ぶりに陽線を形成しましたが、
先週の週足に包まれる持ち合いで、
上は52週移動平均線が壁になる位置にあります。

商いは前日より増え、
東証1部の売買代金は3兆5672億円、
売買高は18億1812万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1495、
値下がりは561、変わらずは55でした。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

前日は携帯3社の下落が市場を押し下げる国内要因が
大きく影響しましたが、
本日は午後から入った外部ニュースが好感されると同時に
急速な円安の進行も市場を押し上げました。

アップルの利益は伸びて、過去最高を更新したことは好感されましたが、
販売台数に対する不安から関連銘柄は安くスタートしました。
中国関連が大きく上昇することで、
アップル関連にも恩恵が回ってきましたが、
詳しい動向には気になるところがいくつかあります。

現在のビジネスモデルはイノベーションを生み出すよりは
ローヤルティーの高いファン層に向かって端末の単価を上げて
利益率を高める方向に転換しています。

報道では大きく指摘されませでしたが
CEOの発言ではこれから販売台数を公開しないとの発言があり、
このモデルのベースになる「台数」に対しては懸念が出てきました。

これを受けて時間外取引ではアップルが下げましたが、
本日の市場でアップルにどのように反応するか、
また、雇用統計の結果を反映して市場の結果がどうなるかによって
日本市場も週明けに大きく影響を受けます。

直近、一貫して伝えた戦略は堅調な業績を持つ
大型・主力銘柄に注目でしたが
本日の動きはそれをよく表しています。

日経225の2.56%上昇に対してTOPIXは1.64%、
大型と一部の中型が市場を牽引している形です。
来週は中間選挙というビックイベントがありますが、
底固い動きで、トランプ氏が最後の一振りをしていることが貢献して、
市場の予想通り(上院で共和党が多数派を維持、下院は民主党が優勢)を
大きく外さない場合は、上値を試す動きも期待できるでしょう。

上値を試すような動きが続く場合は、
大型に続きで中型、小型への物色が回ってくるので、
そろそろ中・小型に注目してみてください。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【各市場の動き】

日経平均(円)
  22,243.66 +556.01(2.56%)
NYダウ(ドル)
  25,380.74 +264.98(1.05%)
ドル・円
  112.68 – 112.69 -0.21(-0.18%)
ユーロ・円
  128.45 – 128.49 +0.22(0.17%)