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2018年12月10日の日経概況

2018年12月10日の東京株式市場は大幅に反落しました。
終値は前営業日比459円18銭(2.12%)安の2万1219円50銭でした。
米国の要人の発言を背景に先週末の米国市場が大きく下落、
日本市場はその流れを引き継ぎました。
中国関連銘柄が大きく売られることに加え、
アジア市場全体が大きく下げることを受けて
反撃らしい反撃を試すこともできず、下げを加速させました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は大幅に続落しました。
ダウ工業株30種平均は大幅に続落して、
前営業日比558ドル72セント(2.2%)安の2万4388ドル95セント、
ナスダック総合株価指数は反落して
前営業日比219.007ポイント(3.0%)安の6969.252で取引を終えました。

雇用統計と要人の発言が市場を下落させました。
朝方は原油先物市場が上昇したことを背景に
石油関連銘柄に買いが入ることで上げる場面もありました。

ナバロ大統領補佐官が90日の期限内に合意出来なかった場合は
中国に対して予定通り関税を引き上げると述べたと伝わり
市場心理が悪化しました。

雇用統計は賃金が伸びるなど雇用関係の改善を示す結果になり、
利上げ打ち止めの可能性が薄れたとして
さらに売られる要因になりました。

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【日本市場の動向】
日本市場は要人の発言を背景に大きくさげた米国市場の
動きを引き継いだ上に、さらなる悪材料で悩まされました。
7日のナバロ米大統領補佐官に続き、
9日にはライトハイザー米通商代表部(USTR)代表も
90日の期限内で合意できない場合、追加関税を課すると表明したことで、
500円を超える下げ幅まで見せました。

これを受けて、上海を始めとするアジア全体が
全面安に入ったことで、日本株もまともな反撃も見せられず、
459円安値で本日の取引を終えました。

中国関連銘柄に大きな下落になったほか、
市場の下落モードをみて証券、商品先物取引業種にも
売りが進みました。

日経の日足は上下ヒゲをもつ短陰線を形成しました。
前日の終値から大きく下離れしてスタート、
そのまま下げて、ギャップを形成しました。

11/21の安値を切り下げたので、
11/08から12/03の高値は切り上げ、
11/21の安値から本日は切り下げと、
「ラッパ」のパターンが成立しました。

ラッパは上と下に方向感なく拡散することを意味するので
両方とも切り下げか切り上げなど、方向が揃うまでは
迷いが続くパターンとして解釈します。

先週から確認ポイントにしていた
「11/21の安値を割り込むか」が見られたので、
次は10/26の安値を割り込むかが確認ポイントになります。

東証1部の売買代金は2兆2704億円、
売買高は13億8309万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1951、
値上がりは149、変わらずは22でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

今週の動きに関しては「明確な方向性をもつ相場になるのは難しいと予想」すると
先週末に解説をしましたが、
いきなり大きな下げで答えてきました。

テクニカル的にもラッパが成立したことで
迷い続ける相場の模様がわかるので、
「やりにくい」と感じるのは当然といえば当然です。

追い打ちをかけたのは7~9月期の国内総生産(GDP)改定値。
前期比年率2.5%減と下方修正、
下方修正の主因は企業の設備投資減速で、
設備投資関連銘柄が売られました。

週内から来週のFOMCにかけてイベントが多いので、
その都度のニュースに合わせて大きく上下する動きは
継続すると考えられるので、
短期で利益を固めていく戦略を取るのが有効な相場です。

食料品、水産、不動産などディフェンシブ銘柄には
利益確定の売りがでたので、短い時間でトレンド転換してきたら
再び買い、その反面、景気敏感株に対しては
空売りを検討して継続することで対応していきます。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
21,219.50 -459.18(-2.12%)
NYダウ(ドル) 
24,388.95 -558.72(-2.23%)
ドル・円
112.61 – 112.62 -0.16(-0.14%)
ユーロ・円
128.69 – 128.73 +0.45(0.35%) 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
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