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2018/12/14

2018年12月14日の日経概況

2018年12月14日の東京株式市場は大幅に反落しました。
終値は前営業日比441円36銭(2.02%)安の2万1374円83銭でした。
米中貿易摩擦に関する期待が続きましたが、
米国市場は続伸と反落など、方向感のない動きで様子見が続いています。
日経は短期間の上昇に対する利益確定の売りが出ましたが、
大きく売り込まれる要因も少ないので、来週は変動性の高い相場で
注目されやすい内需・ディフェンシブに注目するがよいと考えられます。 本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は続伸と反落のまちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均は続伸して、
前営業日比70ドル11セント(0.3%)高の2万4597ドル38セント、
ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落して
前営業日比27.978ポイント(0.4%)安の7070.334で取引を終えました。

ECBのドラギ総裁が景気が下向いているとの見解を示したことを受け
50ドル以上下げる場面が見られましたが、
中国が米国産大豆の輸入を再開したと報道されるなど
貿易摩擦にポジティブなニュースが再び出たことで
上昇を確保しながら引けました。

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【日本市場の動向】

日本市場は利益確定に押されました。
米国市場が貿易摩擦関連で続伸しましたが、
方向感のない動きになったことを引き継ぎ、
売りが先行してスタートしました。

直近の急騰から利益確定が出やすいタイミングに来ていたことも
売りを広げる要因になり、朝方の60円安から
下げ幅は大きくなりました。

利益確定に加えて、来週はいよいよFOMC、
主要なイベントに備えて結果を見極めたいとの心理も動き、
市場はまともな反撃もできず、本日の終値付近で取引を終えました。

前日は利益確定に押された電気・ガス、水産・農林業、不動産などの
内需銘柄に買いが集まり、機械、精密機器、電気機器などの
景気敏感セクターは売られました。

日経の日足は長めの上ヒゲを持つ中陰線を形成しました。
前日は25日線がまず抵抗として働いたと解説、
本日はその抵抗にぶつかって下がりながら
下に向かってトレンド転換したことになります。

来週もFOMCを睨んで材料一つに一喜一憂する動きになるので、
12/11の安値に行く前に止まって、
再び上に切り返してくれるかが確認ポイントです。

日経の週足は小さい実体を持つ短陰線を形成、
10/26から続いた週足上の持ち合いの下辺に向かって
下げ始めました。
今週の安値を守らないと、日経は中期的に下げに転じるので、
10/26週の安値を守れるかを確認したいところです。

SQ算出に関係する売買が膨らんだ結果、
商いは3兆円超えまで進みました。
東証1部の売買代金は3兆1637億円、
売買高は18億7153万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1826で8割、
値上がりは252、変わらずは50銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

欧州も金融緩和の打ち切りを宣言するところにきました。
ただ、急激な緩和打ち切りは経済へのインパクトが強いので、
保有債券の償還資金の再投資については、
初めての利上げが実施された後も長く継続するとの方針を示しました。

肝心なところは「初めての利上げが」いつになるかですが
現在のところでは見当もつかないのが事実です。
実際に今回の理事会では中銀預金金利をマイナス0.4%、
主要政策金利を0%にそれぞれ据え置きました。

来週の日本株は今週と変わらない軟調な動きになることが予想されます。
イベントが多く、注目されるのは12/18-19のFOMC、
12/19-20が日銀金融政策決定会合で、
米国と欧州の両方で金融緩和の終了を迎える局面において
日本の対応はどうなるかが注目されます。

また、FOMCでは11月28日ポール議長のハト派的な発言により
来年の利上げが1-2回に止まるかがより明確に出るかも注目されます。
発言内容によって、円相場が円高にふれる可能性があるので
輸出関連銘柄は変動性が高い動きになりやすいので
引き続き警戒が必要です。

イベントが多く、為替相場も影響されやすいので、
今週短期注目した景気敏感銘柄とは反対に
来週1週間は内需銘柄に注目するのがよいでしょう。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
21,374.83 -441.36(-2.02%)
NYダウ(ドル) 
24,597.38 +70.11(0.28%)
ドル・円
113.53 – 113.54 +0.14(0.12%)
ユーロ・円
128.87 – 128.92 -0.19 

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