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2018/12/20

2018年12月20日の日経概況

2018年12月20日の東京株式市場は3日続落しました。
終値は前営業日比595円34銭(2.84%)安の2万0392円58銭でした。
3月の安値を割り込んで、年初来安値を更新、
2017年9月29日以来1年3カ月ぶりの安値で引けました。
FOMCの結果を受けて、米国株が急落、
日本もその影響をそのまま受けて、節目の20,000円まで迫ってきました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は大幅に反落しました。
ダウ工業株30種平均は大幅に反落して、
前営業日比351ドル98セント(1.48%)安の2万3323ドル66セント、
ナスダック総合株価指数も大幅に反落して
前営業日比147.084ポイント(2.1%)安の6636.827で取引を終えました。

ダウ工業株30種平均は2017年11月15日以来、約1年1カ月ぶり
ナスダック総合株価指数は17年10月下旬以来の安値で引けました。

朝方は利上げ後退が好感され380ドル以上をあげる場面もありましたが、
FOMCが利上げを発表した後、
パウエル議長が資産圧縮ペースは変わらないと述べたことが
市場の心理を悪化させました。

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【日本市場の動向】

日本市場はFOMCの結果を受けて大きく下落した
米国株の動きをそのまま引き継ぎました。
前日まで節目となるところを割り込みながら進んできた結果、
投資家心理がリスクオフになってしまったことはより大きく響きました。

一時は700円以上の下げも見られましたが、
売られすぎが意識され下げ幅を縮小させながらも
1079銘柄が年初来安値を更新する散々たる結果になりました。

値嵩株と称される銘柄全般に売りが広がりましたが、
武田薬品、花王やガス・電気などディフェンシブ銘柄の一角に
買いが集まりました。

日経の日足は短い上下ヒゲを持つ中陰線を形成しました。
前日の日足から下離れして下落する下向きのギャップを形成、
形では3/26の安値までを割り込みました。

終値で少し戻して3/26の安値を上回るところで引けましたが、
安値レベルでは20,000割れまで282円に迫り、
投資家の心理は大きく崩れています。

1週間を残した時点で年初来安値の更新なので、
残った期間で劇的な上昇は期待しづらく、
20,000円をキープできるかに注目が集まります。

投げ売り状態で売買代金は膨らみ
東証1部の売買代金は3兆43億円、
売買高は18億2122万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は2047、
値上がりは74、変わらずは9でした。
全体の96%が下げました。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

日本株がセーリングクライマックスを迎えています。
前日は信用買い残の評価損益率が16%を超えて、
底値に近い状態になっているとの認識を示しましたが、
本日の売りには追証になった信用買いの大量の売りが入っている可能性が高いので
「売るものがなくなる」状態に近づいたと言えます。

これからの注目ポイントは20,000円をキープできるかですが、
それが現実になれば、むしろアク抜きとして働く可能性もあると
個人的には考えています。

東証1部全銘柄の純資産倍率(PBR)は1.13倍、
株価収益率(PBR;予想ベース)は12.80倍と
割安水準まで割り込んでいる状態です。

「来期も2桁の増益が見込まれるので、日本株は割安」という
単純な見方をする専門家もいますが、
今は中国の動きに注目するタイミングでしょう。

米中貿易摩擦による影響が本格的に反映される
年明けからの経済指標によって
日本企業の業績予想も影響を受けるはずです。

日本企業の業績は堅調、のような短編的な見方をしている場合ではありません。
底打ちは近いですが、
まだ安易に買いを入れるようなタイミングではないことを
しっかり認識してください。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
20,392.58 -595.34(-2.84%)
NYダウ(ドル) 
23,323.66 -351.98(-1.48%)
ドル・円
111.83 – 111.84 -0.57(-0.50%)
ユーロ・円
128.19 – 128.23 +0.09(0.07%) 

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