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2018/12/25

2018年12月25日の日経概況

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2018年12月25日の東京株式市場は大きく下落しました。
終値は前営業日比1010円45銭(5.01%)安の1万9155円74銭でした。
2万円を割り込むのは2017年9月以来で、
2017年4月25日以来1年8カ月ぶりの安値を記録、
今年2番目の下げ幅を記録するなど、様々なネガティブ記録を塗り替えました。
今年最大のリスクは為替とトランプ、と年初に解説したことがありますが、
いよいよトランプリスクが顕在化してきた様子です。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は大きく下落しました。
ダウ工業株30種平均は大きく下落して、
前営業日比653ドル17セント(2.9%)安の2万1792ドル20セント、
ナスダック総合株価指数も大きく下落して
前営業日比140.075ポイント(2.2%)安の6192.920で取引を終えました。

メキシコ国境の壁建設に関する予算を貫きたいトランプ氏と
野党が対立、交渉に至らず、政府機関の一部閉鎖に追い込まれました。
政局不安が改めて意識された結果、投資家心理が悪化しました。

財務長官が米金融大手6行の首脳と電話会談したことは
「金融市場の機能面にいかなる支障もない」との声明にも関わらず、
火に油を注ぐ結果を招いて、下げ幅は深くなりました。
トランプ氏がFRBと戦うことに続き、

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【日本市場の動向】

日本市場は米国の政局不安で大きく下げた
米国市場の影響を受けてスタート時点で2万円を割り込みました。
米国の不安、世界株安の流れでリスク意識の高まりは
円買いを誘発、円高傾向が続いたことも市場を悪化させました。

下げすぎの思惑から引けにかけては小幅の買い戻しが見られましたが、
引けに向かってほぼ一方的に下げ続ける展開になりました。
悪材料が重なることで下げ止まり感が見られないのが
安値でも買いが入りにくい背景になりました。

輸出関連・大型銘柄には挙って売りが大きく入ったほか、
原油安を背景に資源関連銘柄の下げも目立ちました。
33全業種が下げる中、精密機器、医薬品の下げが特に大きくなりました。

日経の日足は下ひげ付きの中陰線を形成しました。
中陰線くらいですが、先週末の終値から下離れしてスタートし、
本日の安値で引けるギャップを形成したので、
実質的には大陰線を形成したことになります。

2017年9月6日と8日の安値が意識されるところで
安値が形成され、止まりましたが、
まだ下げ止まりの形にはなっていません。

セリングクライマックスが来ていたはずのところで、
さらに悪材料で、すべて指標が売られすぎを示していますが
明確なサインが出るまでは先回って買っておくようなことはしない方がよいでしょう。

東証1部の売買代金は2兆6167億円、
売買高は17億1656万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は2096、
値上がりは27、変わらずは8でした。
下げ幅に比べて商いが少ないのは
海外投資家の参加自体が少ないのが要因です。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

米国市場は2017年9月7日以来ほぼ1年3カ月ぶりの安値、
日本も負けずに2017年4月25日以来1年8カ月ぶりの安値でした。
2万円超えの時はお祭りにのような雰囲気になった分、
この節目を割り込むことの心理的な負担感は相当大きいものと考えられます。

現在の世界同時株安を「トランプバブルの崩壊」と評価する
メディアもあるほど、今回の出来事はトランプ氏に起因する側面が大きいでしょう。
米中の貿易摩擦、メキシコ国境への壁建設、
FRB議長に対する度重なる批判、それに加えて
ムニューシン米財務長官が米大手銀行首脳が電話会談を行ったということは
「何か隠した問題があるのでは?」と解釈され、
不安を増幅させる結果に。
なぜこのタイミングに?と言いたくなるくらいの対応でした。

年末までは複雑なことを考える必要はありません。
年末までこの下げが続いたとしても、アクヌケくらいに思ったらよいでしょう。
買いは当然新規の取引を中止して、
保持してる空売り銘柄の利益確定だけに集中してください。

そして、年明けまで米国政府機関の閉鎖が続く場合は、
その解消が見られるまで、買いを入れる必要はありません。
市場の大きな下落で「1日丸ごと空売りセミナー」への追加日程要望が
大きくなっているので、近いうちに日程を決めて
お知らせ致します。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
19,155.74 -1,010.45(-5.01%)
NYダウ(ドル) 
21,792.20 -653.17(-2.91%)
ドル・円
110.19 – 110.20 -1.07(-0.96%)
ユーロ・円
125.69 – 125.73 -1.91(-1.49%)  

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