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2019/02/15

2019年2月15日の日経概況

2019年2月15日の東京株式市場は続落しました。
終値は前営業日比239円08銭(1.13%)安の2万0900円63銭で終えました。
2018年12月の米小売売上高が市場予想を下回り下落した
米国市場の流れを引き継ぎました。
週末に下落はしたものの、週間ベースでは大きく上昇しており、
テクニカル的な節目になる25日線の上をキープしながら終えました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は反落して、
前営業日比103ドル88セント(0.4%)安の2万5439ドル39セント、
ナスダック総合株価指数は5日続伸して
前営業日比6.577ポイント(0.1%)高の7426.955で取引を終えました。

景気の先行きに不安感を与える経済指標の結果が
市場心理を萎縮させましたが、
基本は方向感のない展開で、プラスに転じる場面もありました。

当日発表された2018年12月の米小売売上高は
市場予想に反して前月比1.2%減と大幅に減少、
景気敏感株を中心に売りが広がりました。

230ドル下げる場面もありましたが、
米中が閣僚級の貿易協議を14日開始、貿易摩擦問題に対する
進展を期待した買いで15ドル高まで進むなど
変動性の高い相場でした。

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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場の軟調な材料を引き継ぎました。
また今週に入ってからすでに800円以上を上昇しており、
利益確定が出やすいタイミングでもありました。

さらに懸念を深めたのはトランプ氏の動き。
予算案は承認するが、メキシコ国境の壁建設のために「非常事態」を
宣言する方針が伝わったことで、政治混迷による
市場の下落が懸念されました。

前日は下落率トップを記録した鉱業が
上昇率2位と変動性が高まっています。
その他水産・農林業、陸運業などが上昇、
非鉄金属、サービス業、機械などが下落率1位を記録しました。

商いは低調気味だった前日よりも減って
東証1部の売買代金は22兆2326億円、
売買高は12億7782万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1311、
値上がりは726、変わらずは92銘柄でした。

日経の日足は下に向かってギャップを空けながら
下落する陰線を形成、75日線の抵抗が明確にわかるところまで進みました。
下値では21,000円を巡って攻防が続きましたが、
終値では崩れて終わりました。

テクニカル的にも週末というファンダメンタルズ的な観点でも
下げやすい位置だったので、
後数日の調整で25日線までの下落も考えられます。

週足では先週の高値と安値を切り上げる上昇の陽線を形成、
直近3週間の持ち合いを抜け出すように見えましたが、
まだ上昇への回復を期待するところまでは至っておりません。
ここから上昇しても26,52週移動平均線が上を抑えているのが見えます。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

本日はボラティリティのある動きになりました。
週間ベースでは大きく上昇して引けたことになりますが、
それよりも気になるポイントは、今回の上昇を支えてきた
材料が力尽きたのではないかということです。

今週の大きな上昇を支えたのは米中の貿易摩擦の
進展への期待ですが、本日の動きでそれが打ち消された印象を受けます。
75日線の抵抗にあったので、次期待する動きは25日線で支えられることですが、
海外からよほどの材料が入らなければ、
今の材料不足から抜け出すのは難しいように見えます。

総合すると来週は横ばいで下値を固めに行く動きになるでしょう。
今週は日本市場の立会いが1日少なかったですが、
18日の米国市場はワシントン誕生記念日で休場、
盛り上がりにくい環境になります。

日米ともに決算発表が一巡する中、注目のイベントは
20日に発表される1/29-30開催のFOMC議事録、
ハト派的な発言で市場にポジティブな影響を与えたのが先月だったので、
さらに詳細に確認されると若干はポジティブな内容になる可能性もあります。

その他、景気関連材料がいくつかありますが、
明確な方向性をもってトレンドを形成する動きにはなりにくいことから、
ディフェンシブ部門で出遅れている業種に注目すると同時に
為替市場で進んでいる円安の恩恵を受ける銘柄も引き続き注目です。

ディフェンシブ部門で出遅れている業種には小売業、
一方、精密機器部門は過熱気味なので注意が必要です。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
20,900.63 -239.08(-1.13%)
ドル・円
110.45 – 110.46 -0.61(-0.54%)
ユーロ・円
124.48 – 124.52 -0.86(-0.68%) 
NYダウ(ドル) 
25,439.39 -103.88(-0.40%)

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