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2019/03/13

2019年3月13日の日経概況

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2019年3月13日の東京株式市場は反落しました。
終値は前営業日比213円45銭(0.99%)安の2万1290円24銭で終えました。
前日の日本市場が大きく上昇した後で、短期の利益確定が出やすいタイミングにあり、
世界でリスク要因がネガティブな方向に動いたことで
投資家心理が悪化しました。
先週からここまでボラティリティーが高くなっているので、
ニュース一つで上下激しく動く流れは続きそうです。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は反落と続伸、まちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均は反落して、
前営業日比96ドル22セント(0.4%)安の2万5554ドル66セント、
ナスダック総合株価指数は2日続伸して
前営業日比32.967ポイント(0.4%)高の7591.031で取引を終えました。

ボーイングが影を落としています。
各国で運行停止が続きながら米国政府、
会社は安全性に問題がないと主張する737MAX8問題。

ボーイングは同日6%安と連日で大幅な下落が続き、
一つの銘柄でダウを166ドル押し下げました。
アップル、アマゾンなどの主力銘柄に加え、
バイオ系が買われたナスダックは2日連続で上昇しました。

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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場が反落と続伸の方向感のない動きで終わったことを受け、
小幅の売り先行でスタートしました。
下げ幅を縮小する場面が目立った朝方から、
上海株が下落することを嫌気した売りが膨らみ始めました。

前日の大幅上昇から機関投資家筋の利益確定売りが膨らみ
下げ幅を拡大、前場を303円安で終えた後、
午後に入っては拮抗状態が続きました。

利益確定と材料不足に悩まされた日経は
大きな反転を見せることなく押し目買いが入ることで
下げ幅を若干縮めて引けました。

中国景気の減速を懸念して機械、精密機器などが下げ、
保険、海運業などにも売りが出ました。
一方、不動産、電気・ガス、水産・農林業などの内需型が
物色され資金が動きました。

東証1部の売買代金は2兆1523億円、
売買高は12億2571万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1648、
値上がりは411、変わらずは75でした。

日経の日足は上下ひげを持つ陰線を形成しました。
前日の高値と安値を切り下げたので、
形上でも下落になりました。

25日線を安値では割りましたが、終値では戻って
25日線を支えにしたい心理が現れた状態で
終わりを迎えました。

ボリンジャーバンドも横ばいになってきて
トレンドの方向性が曖昧になってくるなど、
テクニカル的には乱高下を続ける流れになっているので、
明日はここから支えになるかを確認したいところです。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
前日に注目する指標として取り上げた機械受注統計。
前月比5.4%減の8223億円で、3ヶ月連続で減少する結果になりました。
市場予想は1.7%減だったので、
機械関連銘柄が売られるのも納得できる場面です。

機械セクター売られるなどの短期的な見方ではなく、
統計結果の内訳をみると、今の景気状況が見えてきます。
減速に寄与したのは製造業が1.9%減、3カ月連続の減少です。
特にマイナスで大きく影響を与えたのが
情報通信機械(38.1%減)、電気機械(20.7%)で、
いずれも中国の影響が反映される部門です。

貿易摩擦の懸念の中、中国の企業が投資を抑える動きが
日本の指標に現れる瞬間です。
中国のみならず、先週のECB理事会では景気の見通しを下方修正、
英国ではEU離脱案が2回目の否決になるなど
欧米も政治リスクの顕在化と景気減速が数字として確認されているので、
景気敏感業種に対する逆風は当分続くと考えられます。

投資戦略は今までの通りで景気敏感セクターには慎重な見方を維持、
買い向かい場面では内需・ディフェンシブの中で
堅実な業績を伴う銘柄を選別していきたいところです。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
21,290.24 -213.45(-0.99%)
ドル・円
111.29 – 111.30 -0.07(-0.06%)
ユーロ・円
125.59 – 125.63 +0.13(0.10%) 
NYダウ(ドル) 
25,554.66 -96.22(-0.37%)

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