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2019/05/10

2019年5月10日の日経概況

2019年5月10日の東京株式市場は5日続落しました。
終値は前営業日比57円21銭(0.27%)安の2万1344円92銭で終えました。
下げ止まりの兆しをみせた米国市場は再び反落、
日本市場は自律反発の範囲で買いが先行しましたが、
午後に入って追加関税が実際に発動されると、上昇幅をすべて打ち消し
408円の変動幅を残しながら今週の取引を終えました。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】
米国市場は反落と4日続落で下落しました。
ダウ工業株30種平均は反落して、
前営業日比138ドル97セント(0.5%)安の2万5828ドル36セント、
ナスダック総合株価指数は4日続落して
前営業日比32.732ポイント(0.4%)安の7910.587で取引を終えました。

ナスダックは4月9日以来の安値を記録、
ダウも3月28日以来の安値で取引を終えました。
下げ渋りましたが、投資家心理は最悪の様子を披露しています。

米中の貿易摩擦は継続して懸念材料で
450ドル近く下げる場面もありましたが、
今週末になんらなかの合意に至る可能性への期待で
下げ幅を縮小させながら引けました。

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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場の下落を受けましたが、
今週入ってから続落して下げ幅が1000円近くに達することから
押し目買いが先行してスタートしました。

空売りの利益確定で買い戻しが入ったことや、
円高傾向が下げ止まりの様子を見せたことも手伝い
上げ幅は180円以上に進みましたが、
午後に入って米国が予定通りに関税を引き上げると
一気に売りに転じました。

下げ幅は220円に達する場面もあり、変動幅は408円と
今年に入って3番目の大きさでした。
精密機器、自動車など輸出、中国関連に継続して売りが出て、
前日に引き続き石油、医薬品関連では買いが入りました。

東証1部の売買代金はで3兆1340億円、
売買高は17億4057万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1004、
値上がりは1055、変わらずは81でした。

日経の日足は悩みがにじみ出る陰線を形成しました。
上髭と下ひげが長く、実体は小さいので、
上下激しく変動したことを示し、
押し目を拾う買いが進みましたが、後半失速したことを表しています。

実体で75日線にまたがり、安値ではボリンジャーバンドの-2σ、
上値では-1σと勢いよりはテクニカル指標が
意識される展開で、終値は先行スパーン1にのっていることからも
明確にわかります。

まだ迷いは強く、来週はここから反転するかを確認しに行きます。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
令和に入って初めての週が終わりました。
結果は900円代の下落、新しい時代のスタートとしては
厳しい結果になりました。

今の相場を揺さぶっている要因は昨年の3月から
市場を翻弄し続けている米中の貿易摩擦、
その前は北朝鮮のミサイルや、ギリシャの経済危機など
いろんな要因が出ては沈んでいきましたが、
今の要因はすぐには解決しそうにないでしょう。

それでも今週の売りが大きかったので
来週は短期的に戻りを試す動きと売りが交差する流れが見られるでしょう。
米中の会談で劇的な進歩が見られる場合は、
売られた銘柄に強い反動がみられますが、
期待薄で、上昇するとしても自律反発の範囲での動きと予想します。

日経のPERは12倍前後で割安圏と見られる領域まできたので、
海外の市場が落ち着きを取り戻せば海外からの買いも期待できますが、
この状況で輸出関連、景気敏感領域に資金が向かうのは難しいでしょう。
物色は内需・ディフェンシブ系を中心になると思われるので、
こちらのセクターで物色する戦略が有効です。

******* 最後に **************
今週もお疲れ様でした。
今の変動性を自分の利益に変えられるトレードがあります。
日経225先物の1日セミナーを6月に開催するので
興味ある方はご参加ください。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
21,344.92 -57.21(-0.27%)
ドル・円
109.76 – 109.77 +0.14(0.12%)
ユーロ・円
123.19 – 123.23 +0.57(0.46%) 
NYダウ(ドル) 
25,828.36 -138.97(-0.53%)

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