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2019/05/30

2019年5月30日の日経概況

2019年5月30日の東京株式市場は続落しました。
終値は前営業日比60円84銭(0.29%)安の2万0942円53銭で終えました。
3月25日以来、2ヶ月ぶりに21,000円を割りました。
米国市場が貿易摩擦懸念の広がりで幅のある下落、
日経も売りが先行してスタートしましたが、売られ過ぎだと判断した
個人の買い支えで下げ幅は縮小、本日の高値で引けました。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】
米国市場は続落しました。
ダウ工業株30種平均は続落して、
前営業日比221ドル36セント(0.9%)安の2万5126ドル41セント、
ナスダック総合株価指数も反落して
前営業日比60.041ポイント(0.8%)安の7547.310で取引を終えました。

ダウ工業株30種平均は2月11日以来3カ月半ぶりの安値、
ナスダック総合株価指数は3月8日以来ほぼ2カ月半ぶりの安値で
投資家心理が冷え込んでいます。

米国の追加関税発動に対して、中国側から
レアアースを規制すると示唆したことが
米中貿易摩擦の懸念を深化させました。

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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場の懸念事項を引き継ぎ、
売りが先行してスタートしました。
直近の景気敏感銘柄からディフェンシブ銘柄へのシフトで
過熱気味だった医薬、食料品などの売りが出ることで
下げ幅は190円以上を見せる場面もありました。

午後は日銀のETF買い観測に加えて、
個人投資家が安円を拾う買いが入ることで
下げ幅を縮小させながら取引を終えました。

前日に引き続き石油・石炭製品に買いが入り、
鉱業、保険業が強い動きを見せました。
一方、不動産、小売、水産などの内需型が軒並み売られました。

商いは低調で再び2兆円割れ、
東証1部の売買代金は概算で1兆9218億円、
売買高は11億1333万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1094、
値上がりは960、変わらずは86でした。

日経の日足は長い下ひげを持つ短陽線を形成しました。
前日の実体から下離れしてスタート、実体レベルでのギャップあけを2日続けました。
終値で21,000円を破るのは2ヶ月ぶりで
節目が守られなかったのは心理的に悪化要因です。

明日は金曜日で5月の最後の取引日、
成績を確定したい機関投資家の売り買いが交差することで
午前・午後、激しい変化を見せる相場になりそうです。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
直近のセーリングクライマックすが近づいているのではないか。
本日の動きではそのような予感がしてきます。
ここまで売られていた精密機器、ハイテク関連など
景気敏感株に買いが入る一方、
内需・ディフェンシブに売りが及んだことで
売るものは出尽くしに近い状態まで売られているように見えます。

5月に入ってから外国人投資家の売買動向は
3周連続の売り越しで、今週まで売り越しの場合は、
5月は全滅になります。
外国人がこのように動く場合は、株価がさえないのも納得いきますが、
その売りもクライマックスに近づいているなので、

注目度の高い米国・中国の経済指標が堅調な結果の場合は
短期の強いリバウンドも見られるでしょう。

週末+月末要因が重なっているので、
利益確定の売りと買い戻しが交差する日になるのが明日。
持っているポジションを週末持ち越す場合は
変動性の高い動きに慌てないマインドが必要でしょう。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
20,942.53 -60.84(-0.29%)
ドル・円
109.71 – 109.72 +0.51(0.46%)
ユーロ・円
122.17 – 122.21 +0.38(0.31%) 
NYダウ(ドル) 
25,126.41 -221.36(-0.87%)

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