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2019/06/10

2019年6月10日の日経概況

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2019年6月10日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比249円71銭(1.20%)高の2万1134円42銭で終えました。
5月29日以来、約2週間ぶりに2万1000円台回復しました。
雇用統計が市場予想に届かず、利下げ観測が強くなった
米国市場が5日続伸、日本市場もその流れを引き継ぎました。
推しの強かった景気敏感銘柄に買いが戻り始めていますが、
今週まで短期戦略で向かう必要があります。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】
米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は5日続伸して、
前営業日比263ドル28セント(1.0%)高の2万5983ドル94セント、
ナスダック総合株価指数は4日続伸して
前営業日比126.548ポイント(1.7%)高の7742.101で取引を終えました。

推しが強かった分、戻りも早くなっています。
雇用統計で市場予想に届かない数字が出たことを受け、
FRBが利下げに踏み切るとの期待が高まり
投資家心理が改善されました。

強く売られていたハイテク関連が買われ市場をリードしましたが、
金利縮小で収益の影響が懸念される銀行銘柄には売りが広がりました。

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【日本市場の動向】
日本市場は雇用統計の結果を受けて
5日続伸した米国市場の流れを受けて
大きく買いが先行してスタートしました。

上昇幅を大きく縮小させる場面もなく、
変動幅90円という安定的な動きを作ってから
21,000円を上回る位置で取引を終えました。

米国の動き同様、ハイテク関連が買われ、
電気機器、精密機器が上昇した他、
繊維、化学、パルプなど景気敏感の素材系が大きく買われました。

一方、利下げの影響が懸念された銀行業が売られ、
過熱感が出ていた証券業も下落、
内需系では小売業種が売られました。

商いは低調で、3日連続で2兆円を割り込みました。
東証1部の売買代金は概算で1兆9516億円、
売買高は11億6307万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1783、
値下がりは294、変わらずは64でした。

日経の日足は前日の日足から上放れしてスタート、
そのまま上昇しまして、上下ヒゲを持ち、
2日連続のギャップを形成しました。

抵抗として認識される25日線に実体がまたがっているので、
明日の動きがここで下に反転するかが気になるところですが、
21,000円を超えてスタート、
終値でもその値段をキープしたことは投資家心理の改善に大きく寄与するでしょう。

ここからは5/22の高値と75日線を次の目標にして動きますが、
下に振れた場合も、21,000円が支えになってくれるようなら4/10以来の
安値切り上げが現れることになります。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
先週は「変動性の高まりを受けて、来週も短期に徹して、
リバウンドを見せた輸出関連、景気敏感銘柄は
保持している分の利益確定に重点を置きます。」と解説しましたが、
利益確定ポイントはもうちょっと引き伸ばしても良さそうです。

このように上昇が大きくなると「変動性が高いのではないですね」のような
質問もありますが、上昇が大きくなるというのも
「変動性が高い」という見方には変更ありません。

一つ注意したいことはメキシコへの追加関税は
廃棄ではなく、延期だということで、
貿易摩擦関連の不透明材料で解決されたのは何一つなく
いつ急変するかわからないということです。

引き続き短期的に輸出関連、景気敏感銘柄に注目、
空売り銘柄は利益確定のサインが出始めたので、
設定を忘れないようにしてください。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
21,134.42 +249.71(1.20%)
ドル・円
108.65 – 108.66 +0.19(0.17%)
ユーロ・円
122.73 – 122.77 +0.58(0.47%) 
NYダウ(ドル) 
25,983.94 +263.28(1.02%)

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