TOPICS

2019/06/19

2019年6月19日の日経概況

2019年6月19日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比361円16銭(1.72%)高の2万1333円87銭で終えました。
米中首脳会談が日本のG20で開催されるとの見通しが伝わり、
米国市場に引き続き日本市場にも33業種すべてが上昇する動きに波及しました。
ドラギ総裁が追加緩和を示唆すると上昇幅が広がる場面もありましたが、
FOMC、G20を控えての様子見で上値は抑えられました。
本日も最後までしっかりお読みください。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【米国市場の動向】
米国市場は大幅に上昇しました。
ダウ工業株30種平均は大幅に上昇して、
前営業日比353ドル01セント(1.4%)高の2万6465ドル54セント、
ナスダック総合株価指数も大幅に上昇して
前営業日比108.859ポイント(1.4%)高の7953.883で取引を終えました。

ダウ工業株30種平均は過去最高値まで300ドルを残すところまで戻し、
ナスダック総合株価指数は5月7日以来の高値を記録して
両指数とも好調な動きを取り戻しました。

再びトランプ氏のツイッターが市場を動かしました。
米中の首脳会談が来週G20で開かれるとの内容に
市場はポジティブで反応しました。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【日本市場の動向】
日本市場は米中貿易摩擦の緩和に期待がかかり
米国市場が上昇した流れを引き継ぎました。
加えて、ECBのドラギ総裁が追加緩和を示唆する発言をしたことを材料に
上昇幅は386円に達する場面がありました。

ただ、FOMC、G20などの主要イベントがひかえていることから
上値を積極的においかける動きは限定的で、
商いも微増で2兆円を確保するレベルまで伸びました。

前日は厳しく押されていた証券が上昇率2位まで躍進、
中国関連、ハイテク関連の銘柄にも買いが集まりました。
一方、保険業は前日に続き不振で、
食料品、小売、水産などの内需系は下げに転じました。

商いは3営業日ぶりに2兆円を回復、
東証1部の売買代金は概算で2兆365億円、
売買高は11億6763万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1910、
値下がりは187、変わらずは47銘柄でした。

日経の日足は短い上下ヒゲを持つ中陽線を形成しました。
前日の日足から大きく上放れしてスタート、
そのまま陽線を形成すると同時に、
直近の高値圏を一気に超えることで、反発の強さを見せつけました。

ただし、先週末に分析した通り、
今週は波乱含みの様子見の動きが続いているので、
本日もその動きの一つだと解釈することも可能でしょう。

本格的な上昇になるためにはすぐ上にいて
抵抗になることが予想される75日移動平均線を超え、
5/20の高値も実体でしっかり抜けてくるのを確認する必要があります。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
市場にはドラギマジックという言葉があります。
市場に軟調な動きが現れた時はECBのドラギ総裁が
ポジティブな発言をすることで市場が反転するということで
名付けられた現象ですが、本日の上昇もその一環といえます。

6/5にはFRBのパウエル議長の発言で大幅上昇、
明日もFOMC、パウエル議長の会見が予定されているので、
期待は高まりますが、まだ実需が少ないということで
投資家はリスクオンになりきれてないのがわかります。
米国と日本の上昇幅から考えると2兆円をかろうじて超えた商いでは
実質的な買いが入ったとは考えにくいからです。

FOMCとG20の前で期待は膨らみましたが、
「実体が少ない先物主導で上昇」、今日の相場をまとめるとこの一文になります。
素材系、ハイテク関連などが一斉にリバウンドの動きになったので、
注目に値しますが、まだ短期戦略が有効だということは念頭に入れてください。
明日の午前中は本日の大幅上昇による早期利益確定が出やすいことも
認識しておく必要があります。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【各市場の動き】

日経平均(円)
21,333.87 +361.16(1.72%)
ドル・円
108.25 – 108.26 ±0.00(0.00%)
ユーロ・円
121.19 – 121.23 -0.45(-0.36%) 
NYダウ(ドル) 
26,465.54 +353.01(1.35%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/