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2019/06/21

2019年6月21日の日経概況

2019年6月21日の東京株式市場は3営業日ぶりに反落しました。
終値は前営業日比204円22銭(0.95%)安の2万1258円64銭で終えました。
米国市場が史上最高値に迫る勢いで4日続伸しましたが、
日本は利下げと地政学リスクによる円高を受け、下げで今週の最後を飾りました。
翌週も主要イベントが予定されており、それに向けての様子見と乱高下を含んだ
動きが予想されます。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】
米国市場は4日続伸しました。
ダウ工業株30種平均は4日続伸して、
前営業日比249ドル17セント(0.9%)高の2万6753ドル17セント、
ナスダック総合株価指数も4日続伸して
前営業日比64.017ポイント(0.8%)高の8051.340で取引を終えました。

ダウ工業株30種平均は8カ月半ぶりの高値で、
史上最高値まで75ドルに迫ってきました。
ナスダック総合株価指数は5月6日以来の高値更新を続けました。
両指数に加えてS&P500も4日続伸、
過去最高値を更新しました。

年内の値下げを示唆する発言が引き続き好感されましたが、
FOMCの後はG20に向けた米中の首脳会談が注目されます。

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【日本市場の動向】
日本市場は今週の最後の日まで
短期的な材料に振り回される動きでした。
米国は4日続伸で好調な動きでしたが、
米国の利上げ観測に基づいた円高が107円台まで進んで
輸出関連銘柄を中心に売りが広がりました。

買い材料が少ない中、トランプ氏がイランへの軍事攻撃を
一時許可したとの報道など、
地政学リスクの高まりで下げ幅を拡大しました。

前日に続き不動産が不調、建設、医薬品、陸運など
内需系の業種に売りが強く入りました。
一方、前日押されていた水産、鉄鋼が上昇して今週の取引を終えました。

東証1部の売買代金は概算で2兆7182億円、
売買高は15億3666万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1458、
値上がりは619、変わらずは68でした。

日経の日足は短い上下ヒゲを持つ中陰線を形成、
75日線が抵抗になる流れを作りました。
ただし、高値と安値の方向がばらばらで、持ち合いの形、
本格的な下げというより迷いが現れたことと解釈できます。

週明けに本日の安値を下回り、トレンド転換すると
75日線が抵抗に変わったと確定できます。

前日まで週足は中陽線でしたが、本日の下げで
長い上髭を持つ短陽線、26週移動平均の上で
支えられて終わりました。
週足をみてもまだ迷いが強いと判断されます。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
今週は様子見から好調な流れに代わり、
軟調で締めくくる1週間でした。
FOMCの前は様子見、利下げが示唆されたFOMCの後は
好調な動きでしたが、米国とイランの対立で代表される
不透明要因で最後は下げて終わる流れでした。

来週も外部の支援材料と不透明要因がぶつかり合う動きにになります。
最も注目されるのは28-29のG20、
米国と中国の首脳会談が決定され、緩和ムードに向かうことに期待しています。

一方、米国とイランの地政学リスクは軍事行動まで示唆されるなど
緊張が高まっており、乱高下の要因として乗しかかります。
まとめると、28-29に向けての様子見の中、波乱要因をこなしていく
「波乱・乱高下」相場が予想されます。

今週の戦略と大きく変わることはなく、
短期の利益確定を中心とする、短期サイクルをこなしていくとう
基本スタンスを守っていきます。

機械、精密機器などは高値圏で一時的に下に振れたので
短期の空売り戦略で物色するのもよいでしょう。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
21,258.64 -204.22(-0.95%)
ドル・円
107.44 – 107.45 -0.23(-0.21%)
ユーロ・円
1.1306 – 1.1309 +0.0009(0.07%) 
NYダウ(ドル) 
26,753.17 +249.17(0.94%)

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