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2019/06/28

2019年6月28日の日経概況

2019年6月28日の東京株式市場は小幅に反落しました。
終値は前営業日比62円25銭(0.29%)安の2万1275円92銭で終えました。
米国市場は続落と続伸のまちまちな動きで方向感に欠ける展開、
日本市場はG20にむけての様子見や、前日の大幅上昇に対する
短期の利益確定が重なり150円以上の下げ幅もありましたが、
個人投資家の下値買いが入ることで下げ幅は限定的でした。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】
米国市場は前日に引き続き続落と反発、方向感なしに推移しました。
ダウ工業株30種平均は小幅に3日続落して、
前営業日比10ドル24セント安の2万6526ドル58セント、
ナスダック総合株価指数は続伸して
前営業日比57.788ポイント(0.7%)高の7967.759で取引を終えました。

前日に報道された米中の貿易摩擦関連の
ポジティブな発言が継続して影響を与え、市場は支えられましたが、
上値も重い動きになりました。

「737MAX」に新たな不具合が見つかり、
運航停止の期間が長引くと懸念されるボーイングの下げは
期待への買いを打ち消してマイナスで引ける要因になりました。

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【日本市場の動向】
日本市場は前日同様に方向感のない動きになった米国市場と
歩調を合わせるように迷いの多い流れでした。
G20では日米首脳会談が開かれましたが、
市場への影響はほぼなく、明日の米中会談の方が注目されました。

前日は200円を超える上昇幅で短期の利益を確定する売りや
アジア市場の軟調ぶりを受けての売りが膨らみましたが、
下値では個人投資家の節目買いが入って下げ幅を縮小させました。

前日買われた機械業種が早くも利益確定で下落、
証券、石油も同様の動きでした。
一方、電機・ガス業、水産・農林、医薬品などの
内需向け銘柄に買いが入って市場を支えました。

商いは2日連続で2兆円を超え、
東証1部の売買代金は概算で2兆621億円、
売買高は11億5127万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1235、
値上がりは800、変わらずは113でした。

日経の日足は上下ヒゲを持つ十字架を形成、
高値と安値は切り下げと切り上げの反対に流れ、
持ち合いに入ったことを示しました。

前日と本日の高値が止まったところは下雲の先行スパン1、
ここまで戻ると抵抗になるというのは
今週入ってからすでに説明したことです。

雲がうすく割と上に抜けやすくなっていますが、
逆にここで抵抗になって戻ってきたら
雲が分厚くなり始め、抜けるのがさらに難しくなります。

前日は「本日の高値を超えてくることで
6/26の安値が安値切り上げになり、
6/20,6/21の高値まで超えてくると下降トレンドの継続性が崩れます。」
と解説しましたが、確認は来週に持ち越しになりました。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

G20への期待を織り込み始めた前日から一変、
本日は小幅の下げで引けましたが、
明日への備えに加えて、短期の利益を確定する動きによるものだと
理解するば違和感はないでしょう。

明日の米中会談は実質的に今回のG20のほぼ全ての関心が集まるところです。
日本市場はその結果を週明けで反映することになり、
世界の注目が集まります。

大勢の予想では休戦の宣言、交渉継続となっていますが、
北朝鮮との会談も物別れにさせてしまった
トランプ氏の言動を考えると、険しい表情の結果にならないとも限りません。

もちろん、ポジティブなシナリオ通りになれば
日本市場は21,000円を硬いにものにしながら
21,500円、22,000円を目指すでしょう。

まとめると来週は週初がG20の結果を反映した波乱含みの動きで
週中盤で小動き、後半が近づくにつれ金曜日の米国雇用統計に
備えての様子見がみられ、方向感のない週間になりそうです。

注目するところは底値から抜け出す動きになった
建設、食料品、医薬品などの内需に加えて、
鉄鋼、ガラスなどの素材系です。

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「スルガ銀<8358>やTATERU<1435>」の
割安、買い判断について、前日はTATERU<1435>に
「継続前提に重要事象」とついているので買いをすべきではないと伝えました。

では、スルガ銀<8358>は?
こちらも私が下した割安の定義に基づくと買いではないことがわかります。
こんなに安くと業績も黒字化すると噂されいるのに割安じゃないの?なぜ?

それはこの会社の根本的な体質が治ったとの確信が持てないからです。
リコール隠しで毎回「猛烈に反省」といいながらも
何回も同じことを繰り返して身売りすることになった三菱自動車や東芝のように
投資家を騙そうとする体質はまず「なおりません」。

またその影響範囲もまだ明確になってないので、
不透明要因いっぱいの2銘柄の分析と予想に投資する時間なら
他の銘柄20くらいは分析できますので、
無駄な時間は使わない方がいいでしょう。

少しきつい言い方にはなりましたが、
週末くらいはゆっくり休んでみるのもよいでしょう。
良い週末を!

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【各市場の動き】

日経平均(円)
21,275.92 -62.25(-0.29%)
ドル・円
107.69 – 107.70 -0.35(-0.32%)
ユーロ・円
122.58 – 122.62 -0.23(-0.18%) 
NYダウ(ドル) 
26,526.58 -10.24(-0.03%)

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